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「冬の小鳥」を観ようと朝11時頃岩波ホールに着いたら、30分前なのにチケット売場に人の列。結局私ヌルボの数人前で次回(14:30~)回しに。連休最後の日で、天気もいいし、ということで大勢やってきたのか、それとも作品自体の人気か? さて、この「冬の小鳥」の感想ですが、思っていたよりもはるかに良かったです。 1970年代。父親に詳しい説明もなく捨てられてカトリックの児童養護施設に入れられ、養子の受け入れ先を待つ女の子ジニの姿は、ウニー・ルコント監督自身の実体験とのことです。具体的な展開のほとんどは創作とのことですが、「9歳だった時の心のままに書いた」という監督の思いがストレートに伝わってくる感じで、子どもの孤独や不安感、悲しみといったものがなんとも痛切に感じられます。(ヌルボのような第三者でも、大人の1人として罪責感のようなものに捉われてしまいます。かつてわが子を養子に出した親はこの映画を観続
『ヴェノム』鑑賞。 サム・ライミ版スパイダーマンの3作目で登場した、宇宙から来た寄生生物“シンビオート”ヴェノムの単独作品。スパイダーマン世界からのスピンオフ作品ということになる。 さて。 陳腐なウソしかつかないクセに国民の血税を自分と自分の友達のみの為にジャブジャブ使い、追求する者や訴追する者を脅し、懐柔し、のうのうと首相の座に収まり続けているチンカス安倍とその友達自民党クソ政権。 その安倍政権を支持し、在日外国人(もしくはルーツが外国にある日本人)を攻撃してチンケな自尊心を満たし自慰に耽るネトウヨというクズども。 満員電車でワザとゴリゴリと肘を突き出す巨漢。痴漢。未だにスマホを見ながら(しかもラッシュアワーの新宿駅コンコースを)歩いているカッペ。などなど。 そういった連中を目にすると非常に簡単かつ暴力的な手段が頭をチラつく。 「殺してやろうか?」 しかし、しない。傲慢な巨漢やネトウヨ、
高校時代、同じクラスに無類の映画好きがいた。その彼と修学旅行で同じ班になった。行き先は北海道。函館に到着して班ごとの自由行動になったとたん、彼がこう言った。 「映画観ようぜ」 函館の映画館では『メジャーリーグ』がかかっていた。ロードショーなので東京に戻ってからでも観られる。正直、私はその映画自体には興味がなかった。しかし「東京でも観れる映画をあえて修学旅行中に北海道で観る」というシチュエーションの面白さに惹かれた私は、函館観光を一時中断して一緒に観ることにした。 『メジャーリーグ』はまあまあ面白かった。しかし映画が終わって席を立とうとすると彼がこう言った。 「すっげえ面白れえ。もう一回観ようぜ」 え。 いや、もういいだろう。もう一度観ると自由行動の時間は完全につぶれてしまうし、それになにより二度観るほどの映画じゃないし。そう思った。そう言いかけた。しかし彼のいかにも人なつっこそうな笑顔の裏
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渋谷にて。初日。ミシェル・ゴンドリー新作。すばらしい! ちょうちょう最高でした! 見終わってから二〇分くらいは、映画の余韻が残っていて離れず、止めようとしても涙が勝手にでてきてしまって、渋谷の街を歩きながら、道ゆく人たちに泣いているのを見られないようにするのがたいへんだった。すごくよかったです。前半のコメディタッチな雰囲気はとてもキュートだったし、なによりこのエンディングにはすっかり参ってしまった。 映画は、レンタルビデオ店で働くジャック・ブラックとモス・デフのふたりが主人公。とある事情から、彼らの働く店にあるビデオがすべて視聴できなくなってしまった。このままでは店主に叱られてしまう。そこで、客から「見たい」とリクエストがあったビデオ(『ゴーストバスターズ』『ロボコップ』等)を、自分たちが間に合わせで撮影してしまう──たまたま持っていたビデオカメラで好き勝手に撮り、即興でリメイクをでっちあ
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シリーズ物の娯楽映画の中にあって、「特別な作品」として突出してしまう一本がおうおうにしてあります。たとえば「007シリーズ」の『ロシアより愛を込めて』であるとか、「ルパン三世」における『カリオストロの城』のような作品です。シリーズというわけではありませんが、中川信夫監督の『東海道四谷怪談』も、芝居を含めて同じ原作が何百回もリメイクされている中での「特別な作品」だと言っていいでしょう。 いずれもシリーズ物に本来内包されている「設定とキャラクターの面白さ」に加えて、スタッフや役者の才能が絶妙のタイミングで絡み合って、シリーズでも二度と再現できないような、奇跡的傑作になってしまったものです。 現在公開中のクリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』もまた、「特別な作品」であります。『バットマン・ビギンズ』に続く、「新生バットマン」シリーズの最新作。これも60年代のTVシリーズや、ティム・バートン
(※前回からの続き) なぜ宮崎駿に限って例外的な映画作り(極端な作家的独裁)が許されるのかといえば、もちろん大ヒットするからであって、それ以上でも以下でもありません。しかしなぜヒットするのか、その理由について、俺はこれまで納得のいく説明を読んだことがありません。絵が綺麗だとか、動きが素晴らしいとか、高いテーマ性があるからとか、音楽がいいとか、いくらでも説明はあるのだけれども、それだけが理由だとは、どうも思えないのです。 なぜなら宮崎アニメ以外にも、高いテーマ性をもっていたり、映像や音楽が素晴らしい作品はいくらでもあるからです。もちろん宮崎駿が天才であって、高い芸術性と娯楽性を併せ持った巨匠だということは分かっています。そんなこと、小学生でも知っている。しかし、具体的にどこがよくて、何がヒットの原因なのか説明しろと言われると、とたんによくわからなくなるのです。 宮崎アニメについては昔から言わ
「崖の上のポニョ」を観てきました。 ……今世紀最大のトンデモ映画! 宣伝チラシに書いてあったあらすじがすでに異様な匂いを発しており、ただのほこほこした映画ではないだろうとは思っていたものの、まさかここまでサイケデリックなおはなしだとは。 具体的な内容は書きません(書きようがないとも)が、徹頭徹尾何かがズレている。「千尋」なども、同様に「奇妙なものを奇妙なまま描いた」映画だとは思うんだけど、「ポニョ」の場合は表面的には一見フツーっぽい世界であるにも関わらず、全体の土台がグニャリと歪んでいるというか。「さあ、これからヘンな世界へ突入します!」という合図もないまま、だんだん奇妙なことの度合いが高くなっていく(しかも「ホラ! 奇妙でしょう?」という顔を誰もしない)。しいて言うなら、オープニングから5分のカラフルすぎる色使いが「もう始まってますよ?」という合図にも取れる。途中、主人公の母親が(ちょっ
昨日の土曜日、宮崎アニメの新作『崖の上のポニョ』を見てきました。一応、ネタバレにならない範囲で感想を書きますと、見たことがない種類のアニメーション映画でした。アニメーションとしても映画としても、似た作品を俺は思い当たらないし、過去のどの宮崎アニメとも似ていません。 もちろんキャラクターとか、ディティールの演出やセリフはいかにも「宮崎駿」なんですよ。確かに宮崎アニメに違いないが、見ている最中の「違和感」は、これまで感じたことがないほどのものです。まるで、はっと気がついたら父親が人間モドキに変わっていたような感じ。 『魔女の宅急便』を試写で見たときに、それまでの宮崎アニメと雰囲気が違うので少しとまどったことがありますが、二度目に見たときには大好きになりました。『ポニョ』も複数回見れば、印象が変わるのでしょうか。たぶん、そうなのでしょうが、今度ばかりは「理解した」と思えるまでに時間がかかるかもし
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