オーストリアで開かれている「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」で、東京都出身のピアニスト、油井香澄さんと韓国人バイオリニストのデュオが室内楽部門で優勝しました。 23回目となることしは、室内楽部門で、東京都出身でウイーン在住のピアニスト、油井香澄さん(25)と、同じくウィーン在住の韓国人バイオリニスト、パク・スーヒョンさん(26)のデュオが優勝しました。 油井さんはNHKの取材に対して「正直びっくりしています。聴衆の方々が皆、温かくて、音楽に入り込むことができました。演奏したブラームスのバイオリンソナタ第一番は思い入れのある曲で、過去に優勝した日本人の先輩たちと名前を連ねることができてうれしい」と話していました。 このコンクールは若手音楽家の登竜門としても知られ、6年前からは毎年、日本人の優勝者が出ていて、11日にことしの優勝者の油井さんらの演奏会が開かれるということです。