文部科学省は28日までに、弘前大(青森県弘前市)など六つの国公私立大が、今年4月から6月にかけて、偽サイトに誘導してID、パスワードを盗む「フィッシング」メールの被害に遭い、結果として大量の個人情報流出につながったとして、全国の大学に対して対策を強化するよう注意喚起した。 サイバー犯罪者は盗んだID、パスワードで不正ログインし、学生らのメールを勝手に外部転送するよう設定していたとみられる。文科省によると、6大学では、合計約1万2千人分の個人情報が漏えいしていた。 弘前大のほか被害が判明したのは、横浜市立大、富山県立大、立命館大、島根大、沖縄県立看護大。