インテリジェントデザインはつまるところ「進化論で説明できないものはデザインだ」というものである。このような"Negative Argument"形式の定義であるインテリジェントデザインは「進化論で説明できないと見られていたものが、進化論で説明できた」ことによって、反証されることになる。 たとえば、インテリジェントデザイン理論家Dr. William Dembskiはまさしく、そのような形式の反証可能性を掲げている。 ==>Dembskiの「インテリジェントデザインの反証可能性」 もちろん、Popperの意味で、これは「インテリジェントデザインの反証可能性」ではない。 たとえば、「進化論で説明できない鞭毛はデザインだ」というインテリジェントジェントデザインの主張を反証すべく、「鞭毛の進化経路」を提示したとしよう。この「鞭毛の進化経路の提示」は「鞭毛は進化論で説明できない」という主張を反証して