『トイレ異名と総合トイレ学』を聴いて 地田修一 本会運営委員 6月15日(金)午後7時より、東京・市ヶ谷の水道会館会議室において第23回の定例研究会が開催されました。講師には、日本トイレ協会会員で本研究会運営委員でもあります、森田英樹氏にお願いしました。演題は「トイレ異名と総合トイレ学」です。 森田氏は、知る人ぞ知るトイレやし尿に関する古書の収集家で、古書店の世界にも顔が広い方です。これまでにも、江戸時代に書かれた、農書やし尿の汲み取りを記述した漢文体の古書の現代語訳を手がけられています。また、原寸大の肥桶と肥柄杓を桶職人に頼んで復元してもらったエピソードを持っている行動派でもあります。ご専門は西洋文化史とのこと。万国史と世界史との違いを例に引いて、今後も、グローバルな観点から日本のトイレ学の再構築・総合化を目指して研究を続けていきたいと熱い口調で語っておられたのが印象的でした。 当日の講