「米国内で流通するドル紙幣の90%がコカインに汚染」されているらしい(ナショナルジオグラフィックニュース)。 流通過程でごくごく微量のコカインが付着しているようで、日本でも12%の紙幣に確認されているので、世界中に広がっているのでしょう。 ハワイでも「あのバーでは違法ドラッグが売り買いされている」といった噂や、お呼ばれした家の近所からマリファナ(大麻)の香りが漂ってきたりしたことがありますが、私自身はもちろんブツを直接見たことさえありません。 違法ドラッグの代表格、コカイン、アヘン、マリファナは、植物が原材料で、もともとは(今でも)医療や薬用に使われてきたもので、人との関わりの歴史は長いのです。以下に代表的なドラッグ原料植物についての自然史を調べてみたのでまとめておきます。違法ドラッグとは異なりますが、中毒症状や人体への影響があるタバコやコーヒーもついでに入れておきました。 (1)コカノキ