衆院解散の朝、首相官邸に入り取材に臨む岸田文雄首相=2021年10月14日午前7時31分、首相官邸、上田幸一撮影 バカヤロー解散、郵政解散、アベノミクス解散――。時の政治状況を踏まえ、過去の衆院解散には様々な通称が付けられている。任期満了ぎりぎりのタイミングとなった岸田内閣による今回の衆院解散は、何と呼ばれるのか。 【写真】衆院解散、コロナ禍でも「バンザイ」のおなじみの光景が 解散前日の13日午後、記者会見で衆院解散の「ネーミング」を問われた木原誠二官房副長官は、「解散は総理の専権事項だ」などと述べるのみだった。解散の通称は、場合によっては選挙戦のイメージにも影響する。過去には首相が自ら発信する例もあり、14日夜の会見で岸田文雄首相が名付けるとの見方も出ている。 与党内の声は様々だ。自民党の閣僚経験者は、内閣発足から戦後最短の10日で解散に踏み切った経緯を踏まえ「大急ぎ解散」と呼ぶ。「支持