あす9月27日(火)の14時から、故・安倍晋三元総理の国葬が日本武道館で営まれる。国内外あわせておよそ4300人の参列者が訪れる見込みだ。 国葬本番を前に、本誌ではその詳細な「台本」を入手した。当日、どのような進行で儀式は進んでゆくのか。ハイライトとなりそうな箇所を中心に、その内容をいち早くお伝えしよう。 事前の会場準備も大変 〈進行台本 故安倍晋三 国葬儀〉 毛筆様のフォントで題字の書かれた台本は、全部で57ページ。表紙の右下隅には編集履歴が記されており、それによれば最初の「準備稿」が仕上がったのが9月8日、その後9回もの改稿をへてこの「最終稿」が26日に完成したとある。 2ページ目以降は、当日の進行に沿った時系列で記載されている。まず目を引くのは、1902年創業の催事会社「ムラヤマ」の名前だ。国葬の企画・演出の入札に参加したのが、安倍政権下で「桜を見る会」も担当したこのムラヤマ一社のみ