日本維新の会は、党支部の2022年分政治資金収支報告書に5058万円の政策活動費を計上した。使途報告が不要なため透明さを欠くと指摘される政策活動費は、21年12月に支出内容の一部を公開する方針を示したが、約2年が過ぎても明らかにしていない。 党支部「日本維新の会国会議員団」の収支報告書によると、藤田文武幹事長に毎月81万円~1234万円の政策活動費を支出していた。19年分以降は毎年、馬場伸幸代表ら幹部数人に計4497万円~5966万円を配っていたが、22年分は馬場氏への支出はなかった。 維新は「身を切る改革」を掲げる一方、政策活動費を幹部に支出することに党内で批判がある。