2018年10月16日 著作権IT・インターネット 「知財本部タスクフォースと海賊版対策『中間まとめ案』」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 15日、政府知財本部の海賊版対策タスクフォース(TF)がひとまず終了した。会議では焦点のブロッキングを巡り、導入論を含む両論併記でのとりまとめを求める意見と、「両論併記は法制化につながる」として激しく反対する意見との対立が解けず、村井純共同座長は「議論の経過のみを記してブロッキングに関する結論の部分はほぼ削除し、中間まとめはとりまとめない」と宣言した。3時間半に及んだ会議の詳細は今後発表される議事録等をご覧頂くほかないが、今後の課題を備忘的に記しておきたい。 前回に続き、筆者は「大部分で合意できている他の海賊版対策の実施と検証を、ブロッキング法制化に優先させるべき」との意見を述べた。 誤解のないように書いておけば、筆
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