校正と校閲は厳密には役割が違い、校正は乱暴に言うと原稿とゲラを読み比べて違いがないか確認したり、赤字が反映されてるかチェックする仕事。本の内容にはタッチしない。 単純作業だけに向いてる人と向いてない人の差が激しい。 一方、校閲は原稿を読み込み、間違いがないか確認をする仕事。文法的な誤り、作品内での前後関係の齟齬、出典チェック、歴史的事実まで含むことが多い。増田が念頭に置いてるのはこっち。 さらに言えば、外国語や医学関係など高度に専門的な分野はその筋の先生に「監修」してもらうのが常道。金はかかるが自分らの責任を軽減できるので編集者的には安心できる。 本来であれば原稿段階の誤字脱字チェックも校正ではなく校閲の仕事になるはずだが、実際の運用上はその辺はあいまい。校正校閲両方やる人もいればどちらか専業もいるが、それぞれ別々に頼む金銭的余裕は多くの出版社の場合、ない。 だから大目に見てね、というわけ