神戸空港の開港4年目(昨年2月〜今年1月)の搭乗者数が、231万6815人と4年連続で需要予測(319万人)を割り込み、過去最低となったことが5日、神戸市のまとめで分かった。前年比約37万人減と大幅な落ち込み。新型インフルエンザの流行や航空機の小型化、仙台、鹿児島便の撤退などが響いた。今年日本航空(JAL)が全面撤退する予定で、5年目もさらに厳しい空港運営を迫られそうだ。 同市によると、年間搭乗者数は1年目が269万7千人、2年目は297万2千人で、国内線で全国10番目を記録した。だが3年目はスカイマーク(SKY)のパイロット不足による大量運休などがあり、268万3千人と過去3年で最低を記録した。4年目はそれをさらに更新し、231万人にまで落ち込んだ。 一方でSKYを中心に機体小型化が進み、年間平均搭乗率は年々上昇。1年目は61・1%だったが、2年目65・8%、3年目67・6%、4年目は7