ノーベル文学賞に選ばれたカズオ・イシグロさんが授賞式を前にNHKに語ったのは、フェイクニュースが多い時代だからこそ文学やジャーナリズムを通じて真実を追求し続けることの重要性でした。インタビューの英語と日本語訳の全文を掲載しました。 (インタビュアー: ロンドン支局長 税所玲子) ノーベル賞 “よいことのため奮闘” ーーー 授賞式を2日後に控えていますが、受賞に対する気持ちを改めてお聞かせ頂けますか? そして可能であれば、ストックホルムでの体験についても。 イシグロ氏: この賞を頂けたことはこの上なく光栄なことです。世界にはたくさんの賞があり、すばらしい賞もありますが、朝食のシリアルの販売を促進するための賞もあります。だから人は賞をもらった時には、その賞が人々の心にどんな印象を残すかについて考えます。ノーベル賞は世界でおそらく最もすばらしい賞と見なされているのだと思います。世界中の人々がそう
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