前回は、シリコンバレーの日本人によくみられる誤解を紹介した。今回は欧米のスタートアップ(ベンチャー企業)が日本企業とビジネスをするときに誤解しがちな5つの点についてお伝えしたい。まず、日本の経営者たちは過剰なほど礼儀正しく振る舞いがちだ。うなずきながら「それは興味深いですね」などと話すため、肯定的なスタンスだと解釈されてしまう。日本企業の意思決定プロセスには、事業部門からの批判的な提言や、決算
そのコーヒー店にはいくつかの呼び名がある。「サードウェーブ(第3の波)コーヒー」「コーヒー界のアップル」「フェラーリ並みのコーヒー」……。アメリカ西海岸発祥のブルーボトルコーヒーのことだ。 2002年に元クラリネット奏者のジェームス・フリーマンが設立し、名だたるベンチャー・キャピタリスト(VC)や投資家から計4570万ドルの資金を集めている。コーヒー作りに時間をかけ、おいしさを追求する一方、2000ドル以上の高額なエスプレッソマシンをバリスタの90分の無料トレーニング付きで販売するなど、何かと話題を提供中だ。4月には、コーヒー体験をオンラインで提供するトンクスやハンサム・コーヒー・ロースターズを買収した。 フリーマンは、有名な楽団から声がかからないとクラリネット演奏をあきらめ、貯金を使ってサンフランシスコの東に位置するオークランドのアパートでコーヒーの焙煎を始めた。そして、バークレーのファ
ベンチャーはお金がない ベンチャー企業ていうのはお金がありません。 しかし、最近、IT革命というものがあったらしく、起業のコストが劇的に下がりました。コストがさがることで、リスクも劇的に下がり、サラリーマンと起業家のリスクの差がどんどん縮まっています。 いろいろなツールが無料や少額のお金で使えるようになりました。ベンチャーはお金がないので、どうしても無料で揃えたくなります。しかし、実際はお金を少しかけたほうが、効率的になり、時間のコストが下がるということを忘れがちだったりもします。 そこで、僕がベンチャーを立ち上げて使ったものや、金かけてでもやっておいたほうがよかったなーというところを紹介します。 登記の手続き まず、登記は絶対、司法書士の先生に頼んだほうがいいです。 「自分でやったほうが安いし、経験になるかな〜(^◇^)」と思ってやってみたのですが、これが地獄でした。何度も間違えを訂正さ
「Amazonの商標権を侵害しているのでは」などと騒動になっていたネットサービス「Amazonガチャ」について、筑波大学発のベンチャー企業・BearTail(茨城県つくば市)は2月8日、同日でサービスを終了すると発表した。サービス名を変更して継続を検討したが、「迷惑をお掛けした関係者への責任を取り」終了することにしたという。 Amazonガチャは、月額5000円を支払うと毎月、Amazonからランダムに約4500円分の商品をピックアップして注文し、届けるというサービスで2月4日に公開した。だが「サービス名がAmazonの商標権を侵害しているのでは」「著名なサービス名を利用した不正競争防止法違反では」といった法的な指摘や、「本当に4500円分の商品が届くのか」といった疑問の声も上がり、開始翌日の5日には新規ユーザー受付を中止し、同社が釈明する騒ぎになっていた。 終了に当たり、同社は「運営者を
ブシロードの木谷高明社長が若者に向けて自身の半生とビジネスを語る。法政大学 にて開催された「木谷高明講演会」聴講レポート ライター:大陸新秩序 2012年12月8日,ブシロードの代表取締役社長を務める木谷高明氏の講演会が,法政大学 市ヶ谷キャンパスにて行われた。この講演会では,木谷氏が自身の持つ「哲学,ベンチャー経営論,そしてこれからの日本の文化産業の展望」をテーマに掲げ,氏がエンターテイメント業界に参入したきっかけや,約20年間業界に携わって見えてきたもの,これからの業界の展望などについて,1時間半にわたって語った。 木谷氏は,現在の自身の活動に影響を与えた要素として,少年時代を振り返る。当時から漫画が好きだったと語る氏だが,その中でも「男一匹ガキ大将」などがお気に入りだったという。前者では,とあるエピソードで株価が一気に50倍に跳ね上がる展開が描かれており,株に興味を持つきっかけとなっ
2011/04/27 シリコンバレーは、ITの世界にとって今も特別な場所だ。 Apple、Cisco、eBay、NVIDIA、Oracle、Intelといった名だたるIT企業が本社を置き、Google、Facebook、PayPalなどWeb系ベンチャーが次々と生まれ続けている。 人口約200万。行政区域としてシリコンバレーという場所は存在しないが、人口100万を擁するサンノゼ市を筆頭に、サンタクララ、サニーベール、マウンテンビューなど約20市を含む領域に世界の才能が集まる。米国西海岸、太平洋に向かって親指を突き立てたような半島の南北30マイル(48km)の細長い領域、東京圏に地図を重ねて言えば、だいたい東京から横浜までぐらいの間に、IT企業群がキラ星のように点在しているような具合だ。建物は低く、緑も多い。風景を見る限りはのんびりした場所だ。 パロアルトの比較的大きな通り。クルマ移動が基本
こんにちは、磯崎哲也です。今回から起業の本題に入ろうかと思っていた矢先に、とんでもない大惨事が起こってしまいました。 今回の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福、及び、被災された方々の生活が一日も早く元に戻ることを心よりお祈り申し上げます。 今回の大惨事は悲痛の極みであります。そして、この出来事で「人はいつ死ぬかわからない」という当たり前の事実に改めて気付かされた人も多いはずです。もちろん「どうせわからないんなら、テキトウに生きたいなあ」と思う人もいるでしょう。それも一つの人生です。しかし「自分がいつまで生きていられるかわからない」と気付いた人の中から、「それなら、自分が信じることを思いっきりやってみたい」と考えるようになる人も現れるのではないでしょうか。 スポーツ報知の 3月15日の記事「三木谷会長『開幕どころじゃない』復興が最優先…楽天」 によると、楽天の三木谷浩史会長=写真=は
著者プロフィール:吉田典史(よしだ・のりふみ) 1967年、岐阜県大垣市生まれ。2005年よりフリー。主に、経営、経済分野で取材・執筆・編集を続ける。雑誌では『人事マネジメント』(ビジネスパブリッシング社)や『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)、インターネットではNBオンライン(日経BP社)やダイヤモンドオンライン(ダイヤモンド社)で執筆中。このほか日本マンパワーや専門学校で文章指導の講師を務める。 著書に『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『年収1000万円!稼ぐ「ライター」の仕事術』(同文舘出版)、『あの日、「負け組社員」になった…他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』(ダイヤモンド社)、『いますぐ「さすが」と言いなさい!』(ビジネス社)など。ブログ「吉田典史の編集部」、Twitterアカウント:@katigumi 経営規模にこだわることなく、会社を選ぶ学生
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