「やらなければいけないとわかっているのに、どうもやる気が出ない」 「はじめても、集中力が持続しない」 「どこから手をつけたらいいのかわからず、結果的に先送りしてしまう」 こうしたことは、多かれ少なかれ誰にでもあるもの。そこでオススメしたいのが、『「すぐにやる脳」に変わる37の習慣』(篠原菊紀著、KADOKAWA)です。著者は、諏訪東京理科大学教授。日常におけるさまざまな場面での脳活動を調べるかたわら、テレビやラジオなどで実験や解説を行っているのだといいます。 たとえば、「やる気」は、脳の「皮質―線条体―視床ループ」で実現し、とりわけ行動と快感をむすびつける線条体が「やる気スイッチ」だ。 だから線条体を発火(活性化)させるには...。 集中力には眼球の制御にかかわる脳の「前頭眼野―頭頂連合野ループ」が強くかかわる。このループが手ブレ補正のように眼球のコントロールをし、注意の持続、洗濯、配分、