受験シーズン真っ只中である。本来なら、受験生のみなさんは映画を見ている暇もないくらいに追い込まれているだろう。しかし、もしも気分転換に「映画でも見てみよう」というつもりになれば、モチベーションを高めてくれるような内容をチョイスしてほしい。本記事では、筆者が「受験生に見てほしい映画」を独断で10本セレクトしてみた。 『ペーパー・チェイス』(1973) 名門中の名門、ハーバード大学法学部の日常を描いた傑作。主人公のハートは優秀な成績で卒業し、出世街道を歩むことしか頭になかった。しかし、スーザンという恋人に出会ってから勉強以外に大切なものもあると実感する。遊びと勉強を行ったり来たりするハートの姿は、人生の分岐点そのものだ。受験勉強もまた同じ。重要なのは「どんな大学に入るか」ではない。「何のために大学に入るか」。受験が終わっても人生の学びは続いていくのである。 『ロッキー』(1977) 見ていない