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2009年4月27日のブックマーク (2件)

  • 原稿料史年表稿: 忘却散人ブログ

    市古夏生氏が『出版機構の進化と原稿料についての総合的研究』(平成18~20年度科研報告書、2009年3月)を刊行されている。 佐藤至子「江戸後期の出版事情」は、総説的なものでありがたい。 圧巻なのは80数ページにわたる「原稿料史年表稿―17世紀~20世紀―」。読み始めたらなかなかやめられない年表というのも珍しい。近世の用例の大多数は『馬琴日記』。 近・現代に入るとぐっと用例が増え、平成12年まで拾っている。平成12年3月18日の日経済新聞は、日文芸家協会の会員の大半が原稿料収入年間500万円未満と推定しているらしい。 飯倉先生、こんばんは。おひさしぶりです。佐伯です。どこのサイトで知って飛んで参ったか忘れましたが、先生の当ブログの存在を知り、面白くて一気に過去の御文まで拝読しました。 研究情報に関し広くアンテナを張っておられるのが誠に有り難く、これなら学会時評をお降りになることはなかっ

    kuzan
    kuzan 2009/04/27
    17-20C
  • 「ごてる」と「ごねる」 - 新・読前読後

    昨年の晩秋だったか、ある会合に顔を出すため仙台を訪れたとき、東北大学片平キャンパスの北門前にある古屋熊谷書店で、『久保田万太郎全集』第12巻(中央公論社)を800円で購った。「随筆三」の巻である。熊谷書店には他に数冊、万太郎全集の端があったが、いずれも随筆の巻だった。お金もなし、また日帰りだったので荷物にもなる。一冊に絞ろうと散々迷って第12巻にしたのだが、おかげで会合に少し遅刻してしまったことを思い出した。 第12巻を選んだのは、「雑記」「かまくら雑記」のような連作エッセイに惹かれたゆえだが、巻末にある編者戸板康二さんの「あとがき」は、これら短い連作エッセイを「先生の俳句と同じやうに、短くはあつても端的に、それが書かれた時にふれ折にふれて、先生の生活を反映してゐる、その意味で貴重な、久保田万太郎研究資料である」と書いている。 たまたまこの巻は積ん読山の一番上にあり、目に入ったので、興

    「ごてる」と「ごねる」 - 新・読前読後
    kuzan
    kuzan 2009/04/27