小林康正編 毎年100万人以上生まれる赤ん坊。近年、珍しい名、難読名が急増している現象を、民俗学の手法で分析。個性とは、家族とは、そして現代社会とは、を問い直す。(文化人類学ブックレット4) A5判・並製・72頁・本体700円 2009年9月30日発行 ISBN978-4-89489-764-9 目次 はじめにより 著者紹介 はじめに──「読めない名前」はなぜ増えるのか 1 「珍しい名前が珍しくない時代」 2 日常を捉えかえす方法としての「世相史」 3 「珍しい名前」を理解するために 1 「世界に一つだけの花」としての子どもたち 1 「読めない名前」の問題化 2 個性の象徴としての名前 3 名前の脱・世俗化 2 読めない名前と失われた「公共空間」 1 名前と「公共空間」 2 名前と「親密空間」 3 「公共空間」の喪失 3 「個性的な名前」ブームの起源 1 進