谷崎潤一郎|Junichiro Tanizaki (1886-1965) 2016年に生誕130年を迎える文豪・谷崎潤一郎。 『食魔 谷崎潤一郎』の著者が、これまで集めた資料(の一部)を公開するサイトです。 単行本や新聞・雑誌初出時の誌面画像がメイン。順次追加中。
● 「恐妻」というもの言いがあった。昨今ではもうあまり使われなくなっているようだが、敗戦後、昭和20年代半ば過ぎあたりから、当時の雑誌やラジオその他のメディアを介してある種「流行語」になっていたとされる。 この種のもの言いを糸口に何か考察を始めようとする際の常として、言いだしっぺは誰で、またそれはいつのことだったのか、といった方向での「起源」の詮索が始まる。いまどきの情報環境のこと、デジタル化されたアーカイヴスを利用してこの「恐妻」というもの言いの経緯や来歴についても比較的容易にある程度の見通しがつけられるようになってきている。*1 ここではそれらを前提にしながら、その「恐妻」というもの言いが当時の同時代の情報環境においてどのような受け取り方をされ、どのような気分を醸成させていったのかについて、それらが増幅されてゆく過程でのメディアと情報環境のありようを補助線にしながら、今後「民俗」レベル
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