難関校志願者向け通信教育事業の「Z会」で知られる増進会出版社は19日、子会社を通じて、学習塾や英会話学校を展開する栄光ホールディングスに株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。100%取得による完全子会社化を目指す。 増進会は、栄光が強みとする対面教育のノウハウや教材の販売力を生かし、競争力を強化する狙いだ。 買い付けの期間は6月19日から7月31日で、価格は1550円。 増進会は、栄光株の約29%を保有する第2位株主。今回のTOBに対して、栄光経営陣と約30%保有する筆頭株主の進学会ホールディングス(札幌市)は賛同している。