インタラクティブな展示物の制作途中、自分の前提が崩れてハッとしたことがある。その前提は、「訪れた人は触ってくれる」というもので、想像の中の「人」は、展示物の前を通り過ぎることはなく、なにやら興味津々に触ろうとしているのだった。展示に触れた後のことばかりを考えて、通り過ぎていってしまう人に「いかに興味を持ってもらい、触れてもらうか」ということがすっかり抜け落ちていた。 以前のエントリーで紹介したDesigning Gestural Interfacesの中では、展示物とユーザーの距離に従って空間を3つのゾーンに分けている。 Attraction:最も遠いゾーン。展示物の大きなディスプレイ、音、外装デザインなどが興味を惹くきっかけになる。このシステムを使っている他のユーザの様子が興味をひくこともある。 Observation:中間のゾーン。展示や製品のディテイルをみることができる。このゾーンで