アグネス逮捕も「引き続き懸念」だけ…歴史修正では強硬な安倍政権が香港問題ではなぜ弱腰なのか? 背景に安倍首相の人権意識 中国が香港への弾圧を強めている。民主派団体「香港衆志」(デモシスト)の創設メンバーで、流暢な日本語で香港の現状を情報発信してきた周庭(アグネス・チョウ)氏や、中国共産党に批判的な論調で知られる大衆紙「蘋果日報」(アップル・デイリー)の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏ら香港の民主運動家10人が、中国が香港への導入を決めた「国家安全維持法」(国安法)の違反容疑などで次々に逮捕されたからだ。 国安法が香港で導入された7月1日から民主派の逮捕や拘束が起こってきたが、今回、国際的にも知られた民主運動家やメディア関係者が逮捕されたことは日本でも大きな衝撃を与え、周庭氏の逮捕を受けてTwitter上では「#FreeAgnes」(アグネスを解放しろ)というハッシュタグによる抗議運動が