ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (5)

  • 『精神科医の年齢によるベンゾジアゼピン処方の温度差』

    ベンゾジアゼピンは抗不安薬や睡眠薬として処方されてきた歴史がある。年配の精神科医はベンゾジアゼピンの処方経験の多さと副作用で困った経験が稀なためか、ベンゾジアゼピン処方に対し若い精神科医より抵抗がない。 ここで言う若い精神科医とは40歳代以下くらいであろうか? 近年は不安障害に対し、安易にベンゾジアゼピンは処方しない方針で治療が行われることが多い。ベンゾジアゼピンではなく、SSRIが主流になっているからである。 このブログでは、不安障害に対してベンゾジアゼピンを全面的に否定しないポジションで記載している。僕があまりベンゾジアゼピンを不安障害に使いたくないのは、次第に処方錠数が多くなりかねないという気持ち的な部分が大きい。処方はシンプルな方が良い。また全面的に否定しない別の理由として、日人はSSRIを副作用的に服薬できない人が少なからずいることも関係している。 また、SSRIは服用し続けて

    『精神科医の年齢によるベンゾジアゼピン処方の温度差』
  • 『コンビニのアルバイトができる人はレベルが高い』

    精神疾患によりアルバイトも向き不向きがある。僕はコンビニのアルバイトができる人はポイントが高いと思う。これは、コンビニでアルバイトができる人は他のアルバイトも広くこなせそうと言う意味である。ここでは、ミスが多く店長に叱られてばかりの人はできるとは言わない。 ある日の診察中、コンビニは色々なことを覚えねばならず、同時にしないといけない業務も多いので大変と言う話が出た。 現代のコンビニはキャッシュカードや交通系パスモなど様々な支払い方法があるし(チャージも含め)、税金の支払いや住民票も取れるようになり、レジ打ちだけできるのでは到底務まらない。 ADHDの患者さんで、コンビニよりもう少し易しそうにみえる居酒屋のアルバイトで、大学生なのにミスがあまりにも多く、店長から高校生やフリーターより遥かに仕事ができないと言われショックを受け、精神科に初診した人がいる。 これは障害に由来するミスの多さと仕事

    『コンビニのアルバイトができる人はレベルが高い』
  • 『エビリファイと自閉性障害』

    アメリカ、FDAは2009年11月、エビリファイの適応として、「小児(6~17歳)の自閉性障害による興奮性の治療」を認めている。主に自閉性のある患者さんの「自閉的なかんしゃく」いわゆる「疳の虫」に対してであろう。 大塚製薬のサイトから抜粋。 「ABILIFY®」 アリピプラゾール 「小児(6~17歳)の自閉性障害による興奮性の治療」の効能がFDAから追加承認大塚製薬株式会社(社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩太郎)は、11月19日(米国東部時間)に、「ABILIFY®」(一般名:アリピプラゾール、aripiprazole)の「小児(6~17歳)の自閉性障害による興奮性(攻撃性、自傷行為、かんしゃく、気分の易変性を含む)の治療」の追加適応に対する承認をFDA*から取得しました。 *FDA :Food and Drug Administration(米国品医薬品局) 自閉性障害は、言

    『エビリファイと自閉性障害』
  • 『統合失調症とアスペルガー症候群』

    最近、アスペルガー症候群の患者さんによく遭遇する。先日の簡易鑑定でもそうだったし、最近転院してきた統合失調症疑いの患者さんもたぶんそうだと思う。 アスペルガー症候群と統合失調症の患者さんの違いなんだけど、診察時の目の動きが決定的に違うと思う。ぱっと見でかなり違いがあるように感じる。ただし、アスペルガーの人は視線を合わせない人もいるくらいなので、ちょっとわかりにくい時ももちろんある。 僕は、診察時に明らかに統合失調症とは違うと思ったら、それ以外の疾患を考えるが、アスペルガーは発達障害の1つに過ぎないので、統合失調症じゃなかったらアスペルガーと言うことは全然ない。アスペルガーは他覚的にそれっぽい所見はあるのだけど、普通にしていると正常と区別がつかない人も多いので、やはり生活歴や現病歴みたいなものが重要だと思う。 基的に、統合失調症は慢性進行性の要素があるけど、アスペルガーはその逆だ。つまり、

    『統合失調症とアスペルガー症候群』
  • 『朝起きられなくて学校に行けない』

    このような主訴で紹介される人がいる。このタイプのある種の睡眠障害は「睡眠相後退症候群」などと便宜的に診断はつけられているが、実は、うちの病院は厳密にそのような診断ができる医療機器はない。 ところが、うちの病院には光療法に加え、入院施設があるので、友人のクリニックからよく紹介される時期があった。(今はそこまでないが) かつてこのような所見で来た人たちは、ほとんどのケースで睡眠は大きな問題ではなかった。 というのは、抗うつ剤で治療しているうちに、睡眠の問題は主症状には見えず付随的所見に過ぎないようになったからである。 このような紹介状でやってきた人たちをつらつらと思い浮かべてみると、基礎疾患が、広汎性発達障害モドキ、というのが数名いたように思う。こういうタイプの人はもう高校生以上の年齢だったし成人している人もいるくらいで、程度は軽いかもしれないが、社会的不適応が大きいのである。薬は弱い人もいれ

    『朝起きられなくて学校に行けない』
    kybernetes
    kybernetes 2008/12/28
    僕は精神的におかしくなって、朝起きられなくなった瞬間に、夜学に変えました。病状は一進一退で、相変わらず朝が怖いけど、そろそろ卒業できそう。
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