宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセル内に黒い粒子が存在しているのを内視鏡で確認したと発表した。小惑星リュウグウで採取された岩石のかけらとみられる。15日にも試料が収まった小箱「サンプルキャッチャー」を開封して内部を確認する。 カプセルは、JAXA宇宙科学研究所(相模原市)の専用施設内で、地球の大気にさらされないよう真空環境下で作業された。カプセル内でサンプルキャッチャーを格納しているコンテナを内視鏡で観察し、底部に黒い砂粒状の粒子が多数あるのを確認した。リュウグウは…