#アストロスケール#ADRAS-J アストロスケールは7月30日、自社開発した商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」を用い、デブリの周回観測に世界で初めて成功したと発表した。 観測したのは日本由来の巨大スペースデブリであるH-IIA上段だ。同デブリは2009年に打ち上げられたH-IIAロケット15号機の第2段で、全長約11m、直径約4m、重量約3トン。温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」を軌道投入した後にデブリとなった。 ADRAS-Jは、H-IIA上段から約50mの距離を維持しつつ、360度周回する運用を行った。太陽や地球からの照明条件がダイナミックに変化するなか、デブリの鮮明な連続撮影に成功した。 今回の周回観測は、デブリを捕獲するために必要な「デブリに安全に近づき、観察する」技術の実証を目的としている。今後は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受託した「CRD2」の「フェーズ2」ミ
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