「どうして犬や猫は笑わないの?」「なんで宇宙には空気がないの?」――。改めて聞かれると疑問に思うけど、普段は気にも止めない。不思議だと思ったことすら忘れてしまう。でも、子供は違う。 毎日新聞社と自然科学観察研究会が開催する「第57回自然科学観察コンクール(通称:シゼコン)」の入賞作品が2月16日、公開された。 表彰された研究の中には、カタツムリとコミュニケーションを取ろうとする実験や、263日もカブトムシのフンと向き合い「月と地球の距離がフンの質量変化に影響を与えている」と導きだした研究など、非常にマニアックで将来有望すぎるものが多く見られた。 中でも目を引くのが、石川県在住の小学3年生、部家司さんの「いつも甲らをせおってきんトレしているカメの力はどれくらいかな」という研究だ。(文:市ヶ谷市子) 金沢と姫路の池や沼で捕獲された4匹のカメが実験に協力 カメ「甲ら筋トレなう」 「あんなに大きな