インターネットは紙媒体と違って情報量を気にしなくてよいとしばしば語られます。しかし、ユーザーに意図した情報がちゃんと届けられるかは別問題です。前回の本コラムでも、画面にコンテンツが増えていくことをどう考えるか、またどのように効果的に情報を追加するかについて触れました。 今回はその中でも特に、一部の情報をまず見せたうえで、それ以上見たいユーザーが能動的に情報を表示するアクションのためによく使われる「もっと見る」のUI (User Interface)について考えます。 「もっと見る」を使うシーン 「もっと見る」には、大きく分けて2つの使い方があります。1つ目(【a】)は、さまざまな目的を持つユーザーが訪れるような画面において、特定の切り口の情報だけではなく、いろいろな切り口で情報を少しずつ見せる必要がある場面です。2つ目(【b】)は、一覧画面ですべての情報を一度に表示させる
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