アイドル活動をする20歳代の女性の体を無理やり触ったとして、強制わいせつ致傷罪などに問われた無職佐藤響被告(27)の裁判員裁判の初公判が18日、東京地裁(西野吾一裁判長)であり、被告は起訴事実を認めた。女性のファンだった被告はSNSに投稿された画像を基に女性の自宅を割り出しており、公判ではその手口の詳細が明かされた。 起訴状では、被告は昨年9月1日夜、女性が東京都江戸川区のマンションに帰宅した際、背後からタオルで口を塞いで部屋に侵入。体を触り、全治1週間のけがを負わせたとしている。 検察側の証拠や被告人質問での説明によると、被告は、女性が投稿した自撮り画像の瞳に映る景色と、ネット上の画像を照らし合わせて女性宅の最寄り駅を特定。駅で待ち伏せして追跡し、マンションを把握した。 被告は投稿動画から部屋のカーテンの色を知っており、外から各部屋を見比べて女性の部屋のある階を突き止めた。さらに女性が動