ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (28)

  • 40代のおれは無敵で最強すぎるから直線でおまえらをぶっこ抜いてやる - 関内関外日記

    1979年に生まれたおれは、今年43歳になる。 どうせ俺らは早く死ぬ - phaの日記 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠 『自由』が『虚無』と化した先の人生の生きがいについて(あるいは個人主義と共同体主義の狭間で) - 自意識高い系男子 自分の人生に飽きたくない - インターネットの備忘録 40代話が流行っていたらしい。43歳になるおれは、人生の階梯を登ってきた同輩とはどうも違う。おれは20代前半から今に至るまで、仕事人生もなんら進歩していない。底辺の給与があったりなかったりして、夏暑く冬寒いボロアパートに単身で暮らしている。結婚もなければ、子供を持つこともない、なにも変わらない。朝、会社に行く。夜、帰る。土日、図書館に行く、図書館から帰る。競馬をする。毎日、酒を飲む。金はない。馬券は当たらない。精神障害は悪くなる一方だ。 ゆえにおれに20代も30代もなかった

    40代のおれは無敵で最強すぎるから直線でおまえらをぶっこ抜いてやる - 関内関外日記
  • 穂村弘対談集『あの人に会いに』を読む 谷川俊太郎、横尾忠則、萩尾望都、甲本ヒロト…… - 関内関外日記

    あの人に会いに 穂村弘対談集 作者:穂村 弘 毎日新聞出版 Amazon 自分の求めるものが、一度も会ったことのない誰かがつくった作品の中にあるに違いない、と思い込んだのはどうしてだったか。わからない。実際、手に取ったのほとんどはぴんとこなかった。でも、ごく稀に奇蹟のような言葉や色彩やメロディに出会うことができた。この世にこんな傑作があることが信じられなかった。世界のどこかにこれを作った人がいるのだ。それだけを心の支えにして、私は長く続いた青春の暗黒時代をなんとか乗り切った。 「よくわからないけど、あきらかにすごい人」に会いに行く また穂村弘のを読んだ。あきらかにおれがすごいと思う人である穂村弘(今年からだが)がすごいと思う人は、おれもすごい人だと思う場合も多いと感じたのである。 というわけで、あきらかにすごい人たち対談からそれぞれ一箇所ずつ「なんかすごいな」と思った言葉をメモしておく

    穂村弘対談集『あの人に会いに』を読む 谷川俊太郎、横尾忠則、萩尾望都、甲本ヒロト…… - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2021/08/12
    迷子予防のブックマーク!
  • 穂村弘『野良猫を尊敬した日』を読む ―どうしても書きたいことがあるから書くのか? - 関内関外日記

    野良を尊敬した日 (講談社文庫) 作者:穂村弘 講談社 Amazon このごろ穂村弘のばかり読んでいる。読むのが楽だからだ……というと、なんか失礼な感じがする。とはいえ、読んでいて楽になれる感じはある。このところおれは心身ともに弱っていて、ちょっとむずかしい、歯ごたえのあるは読めそうにない。しかし、穂村弘のがむずかしい問題を扱っていないわけではない。それでも、言葉がふるんふるんしていて、とても優しいのだ。 と、この「ふるんふるん」というのは『野良を尊敬した日』に出てきた言葉だ。 会社員時代に喫茶店で商談をしていたとき、目の前をババロアがふるんふるん揺れながら運ばれてゆきました。でも、「部長、ほら、ババロアふるんふるん」とは云いませんでした。そんなことをしたら、一瞬でこいつは危ないやつと思われてしまうから。 「ババロア」 これは出版記念のトークイベントで語った話だという。で、その

    穂村弘『野良猫を尊敬した日』を読む ―どうしても書きたいことがあるから書くのか? - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2021/06/01
    失くさないように・・ブックマークポケットに入れておく!
  • 『馬のゴン太旅日記』(島崎保久・原作/関屋敏隆・版画と文) - 関内関外日記

    馬のゴン太旅日記 (創作絵シリーズ 9) 作者: 関屋敏隆出版社/メーカー: 小学館発売日: 1984/05/25メディア: 大型購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る すこし前、馬で日一周をしているという人の記事……の見出しを見て、脳天に閃光が走ってこの絵のことを思い出した。『馬のゴン太旅日記』。すぐにAmazonで買った。 ぼく、ゴン太。 北海道生まれ。島崎さんという、おかしな大学生が、牧場にあらわれて、ぼくを買いたいというんだ。北海道から九州まで、馬に乗って旅をするんだって。 友だちと別れるのはつらいけど、日中を見物して歩くのも、わるくないなあ……。ぼくは大はりきりで、島崎さんを背中に乗せて、出発したんだ。 鹿児島って、とおいんだろうなあ。いったい、何日かかるんだろう。 暗い夜の津軽海峡、さみしかったなあ。母さん、父さん、さようなら! (↑

    『馬のゴン太旅日記』(島崎保久・原作/関屋敏隆・版画と文) - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2021/05/21
    保存します!
  • ここまで娑婆をえぐるのか! ―映画『すばらしき世界』をみる - 関内関外日記

    wwws.warnerbros.co.jp 13年ぶりに出所した三上が見る新たな世界とは―。 私たち観客はテレビマン、津乃田の覗き見るかのような視点によって、主人公 三上の一挙一動を目の当たりにしていく。一度ぶち切れると手がつけられないトラブルメーカーである半面、他人の苦境を見過ごせない真っ直ぐな正義感の持ち主。はたして、私たちの身近にいてもおかしくない三上という男の当の顔はどれなのか。そして、人間がまっとうに生きるとはどういうことか、社会のルールとは何なのか、私たちが生きる今の時代は“すばらしき世界”なのか。幾多の根源的なテーマを問いかけ、また、社会のレールを外れた三上と接する市井の人々の姿にも目を向けた作は、決して特殊なケースを扱った作品ではない。殺人という大きな事件に関わらなくとも、日常の小さなきっかけで意図せず社会から排除されてしまうことは、誰の身にも起こりうる。そんな今の社会

    ここまで娑婆をえぐるのか! ―映画『すばらしき世界』をみる - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2021/02/14
    『身分帳』今読んでいるところ!!
  • 精神科とか心療内科とかの初診予約に時間がかかるのなんとかならねえか? - 関内関外日記

    とりあえず、以下のページを読むのです。読むのです。 blog.tinect.jp ……読みましたか? あなた、読みましたね? なんと、おれが書いたものです。 では、こちらの楽屋話というか、付け足しに移らさせていただきます。楽屋話が面白いという人もいるのです。 で、おれが言いたいのはこの記事のタイトルにある通りのことです。匿名ダイアリーなどで「精神病んでるかも?」というような人には、「初診の予約には時間がかかるから、早めに動いたほうがいい」というコメントを残すようにしています。なにせ、上の記事にある通り、「初診は二週間後です」というのは二回か、三回か言われたからです。 でもね、ちょっと待てよ、と言いたくなるわけです。世の中には余裕を持って、「なんとなくメンタルの調子が悪いようだから、念のため予約しておくか」という人もいるでしょう。 でもね、多分だけど、「もうダメだ、もう精神科にかかるしかない

    精神科とか心療内科とかの初診予約に時間がかかるのなんとかならねえか? - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2021/02/13
    参考になりました。
  • 緊急事態宣言解除記念・一般人は新型コロナウイルスをどれだけうろ覚えしているのか? - 関内関外日記

    ※以下に記すのは感染症の知識も医学の基も知らない一市民の覚え書きになります。COVID-19についての正確な情報をお求めでしたら、正確な情報が掲載されているページを勝手にお探しください。 緊急事態宣言が解除された。 これを記念して(記念だろうか?)、おれという一般市民がどれだけ新型コロナウイルスについて「うろ覚え」しているのかを書き残す。これを書くにあたって、別タブを開いて情報を得るというようなことは「しない」。「しているんじゃないの?」と疑うならべつに信じなくてもいい。 というわけで、あらためて書くが、以下は一般人のうろ覚えであって、正確性を信頼することはまったくできない。答え合わせをするつもりもないので、気になったら各自調べられたい。 これは、「一市民がどれだけいいかげんな知識と記憶をもっているのか」というたいへん貴重な記録なのである(なにをえらそうに)。 新型コロナウイルスについて

    緊急事態宣言解除記念・一般人は新型コロナウイルスをどれだけうろ覚えしているのか? - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2020/05/27
    これ、私もブックマーク!!!
  • あのころの江ノ島よ……東京するめクラブ『地球のはぐれ方』を読む - 関内関外日記

    東京するめクラブ 地球のはぐれ方 (文春文庫) 作者:村上 春樹,都築 響一,吉 由美 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/05/09 メディア: 文庫 村上春樹、都築響一、吉由美の三人組が「東京するめクラブ」らしい。おれはよく知らない。おれはこのところ仕事がきつく、読書の気力がない。だからなんというか、大作の小説なんか読む気もおきない。そこで、こんな感じのを手にとったりする。だって「東京するめクラブ」だし、ね。 それでもって、まあ、この三人が地球をはぐれて、名古屋、熱海、ホノルル、江ノ島、サハリン、清里などに行くのである。 江ノ島が入っている、というのが気になった。書の初版は……2004年かな。ちょっと前の、というか、けっこう前の江ノ島ということになる。むろん、書では何回か、「あくまで訪れたときの情報や風景だからね」みたいな自己言及がある。ゆえに今の名古屋、熱海、

    あのころの江ノ島よ……東京するめクラブ『地球のはぐれ方』を読む - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2020/02/16
    江ノ島は小学校時代の遠足の目的地(定番)。今は、オホーツク海添いの町に住む。だから「コウリンタンポポ」分かるよ。そんなんでブックマークしてしまいました。海の匂いは別物です。
  • 高橋源一郎『国民のコトバ』を読む - 関内関外日記

    国民のコトバ 作者:高橋 源一郎 出版社/メーカー: 毎日新聞社 発売日: 2013/03/19 メディア: 単行 ……ここだけの話だけれど、十八歳の時、留置所に三週間拘留されていた時、活字を読むことを禁止されていたので、発狂しそうになったくらいである。だから、わたしは看守にお願いして、風邪薬の空きビンをいただき、その三週間、その瓶に貼られた効能書きを読んでいた。あれは最高だったなあ。今でも、薬の効能書きを読むのは楽しいです。 そういうわけで、わたしは、「日語を読む」ことを生涯のテーマとしてきた。よく、「おもいしろいものが読みたい」とかいう人がいるでしょう? なにいってるんでしょう。「おもしろいもの」はどこにだってあるのだ。起きている時間はずっと読むものを探している私が保証しよう。 こので、わたしは、日語という、この国のことばたちの中から、わたしが出会った、とびきり面白く楽しい、そ

    高橋源一郎『国民のコトバ』を読む - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2020/02/02
    黄金頭さんの提供して下さる記事に「うーむ」とうなることが多いのです。
  • しがない大人の映画『幸福路のチー』 - 関内関外日記

    onhappinessroad.net 大人のための映画……というといろいろな映画があると思うが、この『幸福路のチー』は、当に大人のための映画だと思う。大人といっても、なにか自己実現したとか、自己研鑽して上を目指している意欲あふれる、意識の高い大人ではない。どちらかといえば、自分の過去の選択に後悔し、自分の現状が思っていたようなものではない、というような大人だ。 言い過ぎたかもしれない。しかし、少なくとも、子供が見てなにか感じ入るところがあるかどうか、おれにはわからないのだ。これはどうも、しがない人間のために描かれた、いかんともしがたい話のように思えてならない。子供の頃の夢を取り戻せるとか、空想の世界に飛び立てるとか、生きる希望が湧いてくるとか、そういう感じではない。いや、そうであってもいいのだけれども、どうにも、おれには違った。 この映画が描いたのは「この世界の片隅」だ。そんな名前の名

    しがない大人の映画『幸福路のチー』 - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2020/01/26
    ストックしておきましょう。
  • 地べたより下の世界から ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』を観る - 関内関外日記

    おれは常々、ネットに言葉を放つときに心がけていることがある。それは「地べたからの視線であれ」ということだ。おれがおれ以上のものであるふりをしてものを言っては、あまりよくない。あくまでおれの地べたからものを言え、ということだ。 おれの地べた。それはこの社会の底ということを意味しない。おれより低い地べたに這いつくばっている人間もいるだろう。あるいは、おれより上にいながらも、おれよりも「ここが地べただ」と信じている人間もいるかもしれない。だから、おれの地べたはおれの地べたで、誰かと比べられるものではないと思っている。おれにとっての、おれの地べた。この世の人間に客観的な高低をつけることができるかどうかはしらない。ただ、おれの地べたはわりと低いほうだろうとは思っている。アフリカの最貧国のだれかと比べたりはしない。おれの社会は、おれがたぶん一生外に出ることのない日という国に限られ、おれにはおれの人生

    地べたより下の世界から ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』を観る - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2020/01/13
    映画館が遠くて・・いつかDVDで・・。
  • そそり立つ「I」 映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』 - 関内関外日記

    わたしは、ダニエル・ブレイク (字幕版) 発売日: 2017/09/06 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る おれは英語というものをよく知らぬ、知らぬが原題が『I, Daniel Blake』というところにひっかかる。「I am」ではないのだ、「I」なのだ。そしてそれは、国家という官僚組織、それを民営化してさらに人を人扱いしなくなった世界、それに対して毅然として立ち上がる一の線に思えてならない。「I」のない世界に一の柱。そんな印象を受ける。 主人公は40年大工をやってきて、心臓疾患で医師から仕事を止められている労働者。ところが、役所に保護を申し出てもあれやこれやで排除される。機械的な質問、ネットを通しでなくては申し込みすら出来ないシステム。そんなところで、二人の子供を持つシングルマザーと出会う。はたして彼らに安定は訪れるのか? そんな話である。主人公には人徳があ

    そそり立つ「I」 映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』 - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/12/15
    これは新聞を切り抜いた。見てみたい。
  • 労働の映画よな ケン・ローチ『家族を想うとき』を見る - 関内関外日記

    ケン・ローチ監督の最新作『家族を想うとき』を観た。この映画の存在を知ったのは次の記事による。 gendai.ismedia.jp おれはあまり熱心な映画好きでもないので、ケン・ローチ監督の最新作などさっぱり知らなかった。知らなかったが、上の記事で知った。観たいと思ったら、近所のジャック&ベティでやっているじゃないか。おれは観に行くことにした。 名匠ケン・ローチの新作『家族を想うとき』予告編 で、観た。 この映画のフライヤーには「毎日、抱きしめて。」とか、「いったい何と闘えば、家族を幸せにできるの? 名匠ケン・ローチ監督が再び、立ち上がる 美しく力強い家族の絆」などと書かれている。 嘘だ、とは言わないが、「そうでもねえよな」というのが正直なところだ。これは、機械に管理された労働、ギグ・エコノミーの悲惨な労働、ともかく、労働の映画なのだ。個人事業主という独立しているようでいて、資の圧倒的な影

    労働の映画よな ケン・ローチ『家族を想うとき』を見る - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/12/15
    惹かれるな。見たいな。
  • 苦しみ、迷う人に「生きる意味より死なない工夫」 南直哉『老師と少年』を読む - 関内関外日記

    老師と少年 (新潮文庫) 作者:南 直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/11/28 メディア: 文庫 南直哉の書いた物語である。実に短いなので、べつにおれがどうこう紹介したり、感想を書いたりする必要もないように思える。あっという間に読めてしまうのだから、読んでしまいなさい、と言いたくなる。 そこで、「なるほど、おれもこのような苦しみを生きている」と思う人もいるだろうし、そういう人はこの人生のかたわらに置いて何度も読むだろう。一方で、「なにが話し合われているかさっぱりわからない」という人もいるだろう。そういう人はおれの書くものなどに興味もないだろうから、このあたりで画面を閉じてしまうだろう。 南直哉は永平寺で修行し、恐山に赴任した僧侶である。ならば、このは仏教のであろうか。そうであるともいえる。そうでないともいえる。どこにも仏という言葉も見当たらないし、釈尊の名前

    苦しみ、迷う人に「生きる意味より死なない工夫」 南直哉『老師と少年』を読む - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/12/11
    生まれたからには・・・ですね。
  • 国道駅 - 関内関外日記

    横浜トリエンナーレの冊子を読んでいたら、周辺展示物の一つが国道駅にあるという。野毛ちかみちのわかりにくいところにあるようなやつだろう。おれは思った。おれは、あるジャンルでは有名な国道駅に行ったことがなかったな、と。おれは埃をかぶっているロードバイクを用意した。このあいだ70kmいきなり走ったのはリハビリとしてやりすぎだった。近場から慣れていこう。このロードバイクに慣れていこう。それが重要だと思った。ポタポタとポタリングして、1時間くらいで帰ってくる。それがいいんじゃないかと思った。iPhoneで道を確認して、おれは家を出た。 「花月園」だか「生麦」あたりの信号で右折……。と思っていたら、「国道駅」という信号があって、そこに国道駅があったので驚いた。おれは第一京浜を何度も走ってるはずだが、気づいたことがなかった。あれ、これなの? という感じだった。おれは自転車を降りて横断歩道を渡った。スマー

    国道駅 - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/12/01
    今は広々北海道に暮らす身ですが、故郷は横浜。母の実家は花月園前・・この写真は懐かしい。ただただ懐かしい匂いがします。
  • いろいろ飲みたくなるぜ 『精神科のくすりを語ろう』を読む - 関内関外日記

    精神科のくすりを語ろう 患者からみた官能的評価ハンドブック 作者: 熊木徹夫 出版社/メーカー: 日評論社 発売日: 2007/09/15 メディア: 単行(ソフトカバー) 購入: 3人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (13件) を見る 精神科のくすりを語ろう・その2 患者による官能的評価の新たな展開 作者: 熊木徹夫 出版社/メーカー: 日評論社 発売日: 2015/09/15 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る おれは薬が好きである。十代の頃に読んだ『人格改造マニュアル』のせいだろうか、『GON!』あたりの影響だろうか、いずれにせよ薬を飲めばおれが嫌うおれという人間がどうにか変われるのではないかという望みがあった。 ……あった、というのは過去形になる。おれは精神科に通い、向精神薬を処方され、それを飲み、おれというおれは変わらないなと思ってしまっている。精神

    いろいろ飲みたくなるぜ 『精神科のくすりを語ろう』を読む - 関内関外日記
  • 失われた聖地・広島について - 関内関外日記

    おれの父は、自らの生まれ故郷である広島についてよくこう言ったものである。 「原爆が落とされて100年は草木も生えないと言われたものだが、木も草も生えていたぞ」 そして、言外に自分も広島で生まれたのだと。 父は双子として生まれた。双子の弟は生まれつきの障害者であった。知的、そして身体的に。父の方は健常者であった。東京の大学に進むために、高校時代から大阪でひとり下宿暮らしを始めた。一浪して、大学は早稲田大学の政経学部に進んだ。東京である。浪人時代には上京していたと思う。 すると、父が生地として、故郷として語る広島は、彼にとって幼年期から中学生までの間のことである。だが、父にとって故郷といえば広島にほかならなかった。ただし、おれは父から広島の街について詳しい話を聞いたことがない。広島には太田川という川が流れている。そのくらいである。 ただ、広島の名を背負ったものについて、物心つくかつかないかとい

    失われた聖地・広島について - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/11/12
    なんだか自分の抽出しにしまっておきたくて・・ブックマーク
  • 『反出生主義を考える』(「現代思想2019年11月号」)を読む - 関内関外日記

    おれは反出生主義者である。 おれが反出生主義者になったのは、エミール・シオランを読んだからではない。ましてやデイヴィッド・べネターを読んだからでもない。 おれの反出生主義は、おれというおれ以外にいないおれが生きてきてたなかで、自然とそうなったものである。その背景にいくらか仏教の影響(おれの考える仏教が仏教として正しいとは言えない)があったかもしれない。 おれが「これだ」と思った瞬間については記録がある。 goldhead.hatenablog.com おれはおれを反出生主義者ではないかと思っている。詳しいところはわからない。以前、おれはブックマークにこんなことをメモした。 やはり人類の絶滅こそが一番正しいのではないだろうか? [人間] [万歳] べつに今いるのを殺すことはないけれど、これ以上増やさなくてもいいとはわりと気で思う。 2018/06/11 14:18 b.hatena.ne.

    『反出生主義を考える』(「現代思想2019年11月号」)を読む - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/10/31
    忙しい朝にちょいと立ち止まった記事。あとから読みます。
  • フオオオオオオオ! 『死してなお踊れ 一遍上人伝』を読む - 関内関外日記

    死してなお踊れ: 一遍上人伝 作者: 栗原康 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2017/01/27 メディア: 単行 この商品を含むブログ (6件) を見る あと、これはさいきんの調査でわかったことなのだが、もともと『一遍聖絵』では、一遍は素っ裸だったらしい。真っ黒に日焼けしたおっさんが、テコテコとあるいている。でも、えらいお坊さんにそんなかっこうをさせるのはどうかということで、あとあと阿弥衣をかきこんだらしい。まあじっさいのところ、一遍は裸同然であるいていたんだじゃないだろうか。貧民だ。というかすべてを捨てて、ひとからのほどこしだけで生きていこうとしていたのだから、そりゃあ貧民なのである。一遍は、そこからはじめようとしていた。人の意識としても、この世で差別され、しいたげられている人たちと、おなじところから出発するんだというところだろう。一遍、いわくだ。どうぞ、どうぞ、お札

    フオオオオオオオ! 『死してなお踊れ 一遍上人伝』を読む - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/10/21
    私も読んでみる。
  • 町田・補遺 - 関内関外日記

    sanpoo.jp 散歩したのでサンポーさんに寄稿しました。えーと、書いてあることがほとんどなので、付け足すことはあまりないのですが。たとえば、シバヒロの近くに「タイ風・欧風・南インド風カレー」の店があったりして、「欲張りだなぁ」と思ったとか、そんなんですかね。 tabelog.com 上の記事にも書いたとおり、町田には祖父母が住んでいたのですね。おれが小さいころに、日吉から引っ越して、町田を選んだ。理由はよくわかりません。ただ、駅から徒歩で十分、十五分、そのくらいの団地で、まわりも一軒家が多く、川なんか流れていて、わりとのどかな感じだったかな。おれは小さいころからそういう町田ばかり見ていたわけで、今の町田駅周辺の大都会感(おれは基的に暗くて静かなひとけの無いところに生息する生き物なので、「都会」に対する基準はかなり低いです)には、少々参ってしまうところがありまして。 それにしても、横浜

    町田・補遺 - 関内関外日記
    kyokoippoppo
    kyokoippoppo 2019/07/27
    横浜で育ち、その後町田へ。今は北海道だけど・・・。横浜の暮らしと町田での暮らしには、明確な境界線があったな。もちろんその後の”ここ”での暮らしでも・・・。