国の重要無形民俗文化財「壬生狂言」の秋の公演が8日、京都市中京区の壬生寺で始まった。参拝者の願いが込められた素焼きの皿約千枚を豪快に落とす「炮烙割(ほうらくわり)」などが演じられ、観客約400人が楽しんだ。 初番の炮烙割は、太鼓売りと炮烙売りが出店順を巡って争いを繰り広げる演目。最後の場面で、高さ3メートルの舞台の手すりに約1メートル積み上げられた炮烙が音をたてて一気に崩されると、大きな拍手が湧き起こった。 夫婦で訪れた鈴木桂子さん(64)=東京都=は「予想以上に本格的で、迫力があった」と話していた。 壬生狂言は鎌倉時代、円覚上人が仏の教えを分かりやすく解くために始めたと伝わり、「壬生さんのカンデンデン」の愛称で親しまれている。10日まで、午後1時から5時半。有料。
江戸時代に公家や大名が宿泊した草津宿本陣(国史跡)の歴史をたどるテーマ展「That’S HONJIN!(ザッツ・本陣)」が、同本陣(滋賀県草津市草津1丁目)と草津宿街道交流館(同3丁目)で開かれている。初公開を含む絵図など約60点が並び、本陣の仕組みや舞台裏がうかがえる。 本陣では、明治天皇が昼休憩をとった際の部屋割りを示した見取り図を初公開。宿泊者名を掲示した「関札」などもある。交流館では、14代将軍徳川家茂に嫁入りした皇女和宮(かずのみや)の来訪に合わせてリフォームした状況を示した絵図を初めて展示。忠臣蔵で有名な浅野内匠頭と吉良上野介が9日違いで宿泊したことを記す大福帳(宿帳)も紹介されている。 11月20日まで。月曜休館(祝日は開館し、翌日休館)。本陣の一般公開20周年を記念した関連イベントがあり、いずれも有料。草津宿街道交流館TEL077(567)0030。 京都府埋蔵文化財調査研
滋賀県高島市の地酒や特産の発酵食品を味わえるアンテナショップ「近江高島 かもす家」が9日、京都市中京区三条通寺町東入ルにオープンする。五つの蔵元の地酒や、ふなずしを始めとする発酵食品を楽しめる飲食コーナーを備え、高島の「醸す」食文化の魅力を京都の中心部から発信する。 店舗は2階建て約120平方メートル。1階には、みそや酢などを扱う物販コーナーに加え、立ち飲みバーを設ける。甘酒やひしおを使った魚・肉料理や、ふなずしの飯を混ぜたクリームチーズなど、地元の料理研究家がメニュー開発にかかわった発酵料理を提供する。2階の催事コーナーでは発酵食のワークショップなどを予定している。 高島市は3年前に全国発酵食品サミットを開催するなど、発酵食文化のPRを図っている。今回の出店は同市商工会が中小企業庁の補助金を得て行う。同商工会の福田久司会長(66)は「観光地で勝負し、全国・世界へ高島の魅力を発信したい」と
滋賀県内で唯一、信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」を導入している守山市は20、21の両日、同市三宅町の守山市民ホールなどで「ラウンドアバウトサミットin守山」を開く。全国の導入自治体などによる取り組み報告や講演などがあり、ラウンドアバウトの効用や有効性をアピールする。 サミットは、守山市を含む14市町でつくる普及促進協議会が主催し、4回目。関西では初開催になる。 ラウンドアバウトは、2014年9月の改正道路交通法施行以来、17都府県の36市町55カ所(16年3月末時点)で運用されている。自動車の交差点への流入速度や、交差点内の走行速度が大幅に遅くなり、安全性が高まるとされる。守山では15年5月から同市立田町の交差点で導入。同交差点では09~13年度の5年間で自動車同士の出合い頭の事故が9件発生していたが、導入後はゼロとなった。 20日は午後1時から守山市民ホールで、警察庁交通規制課
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