全国各地を鉄道旅行していると、がっかりするような車両に出くわすことがある。都会の純然たる通勤通学路線ならいざ知らず、風光明媚な路線で無粋なオールロングシートの車両に乗らなければならないとなると鉄道会社を恨みたくもなる。地域によっては、都市圏であっても普通列車に転換クロスシートの新型車両を走らせているところもあるので、その差は何だろうかと考えてしまう。 今回は、あくまで「乗り鉄」、旅行者の立場から、そうした乗りたくない残念な車両をピックアップしてみた。 速さは取り柄だがそれ以外は… 【電車編】 01)JR東日本701系電車 東北地方の電化区間(奥羽本線、羽越本線の酒田以北、東北本線のかなりの区間、常磐線の仙台直通列車、田沢湖線など)で遭遇する確率が高い車両である。短編成でオールロングシート、乗り心地も良くなく、見るからに安普請なつくりは、鉄道ファンのみならず、利用者によっても評判が必ずしも良
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