天井を開けて換気を―。新型コロナウイルスの感染防止のため、京都市中京区の新京極商店街がアーケードを開放している。買い物する市民らは、普段は見ることができないアーケード越しの青空を珍しそうに見上げている。 同商店街振興組合によると、防火のため、南北約550メートルの通りは約20カ所で開閉できる。20年近く前までは時折開けていたが、操作ボタンを押すいたずらが増え、やめていたという。 現在営業しているのは通常の3割弱の約40店舗だが、換気のために当面の間、晴れの昼間は開放を続けるという。簫明彦副理事長は「陽光が注ぎ、風が抜けて気持ちいい」と話している。