ノルウェーのとあるケーブルカーの話を聞いた。駅に車両の模型が置いてあって、それらが実際の運行に従って動いたりするらしい。つまりそれを見れば、それぞれの車両がどこにいるかを一覧できる。 すばらしい仕掛けだと思う。ぜひ日本の駅にも置いてほしい。 駅で、電車がこなくてイライラしてるときに、車両はそれぞれここにあって鋭意がんばってます、ということが分かれば、ちょっとは待ってやろうかという気持ちになったりするんじゃないか。 (text by 三土たつお)
去る11月中旬、東京は新宿のとなり町、初台に衝撃が走った。 人気の弁当店「キッチンクラナハ」が閉店するというのだ。 小さな商店街にあって、お昼時には長い行列の末に連日売り切れが続くという、人気絶頂での突然の閉店。 閉店の理由、開店のきっかけ、そして今後はーー。 いろいろ訊いてみたかったので、思いきってインタビューを申し込んでみた。 (萩原 雅紀) 誰も知らないと思うけど 4年ほど前、僕の職場がある初台の一角に、軽自動車を改造した移動販売のお弁当屋さんが突然現れた。 メニューはごはんの上に具が載る「丼もの」が日替わりで毎日一品のみ。これに温かいスープがついて500円。ごはん大盛り無料。 このスタイルに、近くで働く人々が飛びついた。 周辺にはコンビニ、ホカ弁、ファーストフードなどの大手チェーン店も立ち並ぶが、ここ1、2年は毎日のように長蛇の列ができ、早い日はお昼の12時過ぎに売り切れ。短期間で
くすり箱の整理をしていたら、中からオブラートが出てきた。…はて、いったい何に使ったのだろう。 もちろんオブラートが粉薬を飲みやすくする製品だということは分かる。しかし私は粉薬を抵抗なく飲めるし、特にオブラートが必要だった経験などなかったはずだ。 なのに、いつ買ったのかさっぱり覚えていないオブラートが目の前にある。もしかしたら「何かネタに使えるのでは」との思いから購入し、それっきりになってしまった物なのだろうか。真相は闇の中だ。 「もう使わないから捨てよう」とゴミ箱に手を伸ばしかけた瞬間、ハッと閃いた。これはどうにかしたら食べられるのではないか、と。 (高瀬 克子) 原料にでんぷんが使われているのは分かるとして「大豆レシチン?」と思った。これって、よくサプリメントなんかにある、あの大豆レシチンか? と。 人は、意外な場所で意外な物に出会うと思いがけない反応をしがちだが、私も例外ではなかった。
先日のべんぞうさんの記事「ジェンガのパーフェクトを見てみたい」は、大変興味深い内容だった。 結局、何度やってもパーフェクトは成らず、その原因として“ジェンガの作りが荒い”ことが挙げられていた。ひとつひとつのブロックが正確に水平に切り出されていないため、積み上げるにつれグラグラしてしまう、と。 これを読んで、 「ならば、精密に切り出された積み木があればパーフェクト・ジェンガが達成できるのでは…??」 そう思って、思い出した。そういえばうちに、パーツの精密さがウリの積み木があったのだ。 (text by T・斎藤) その名は「カプラ」 精密さがウリの積み木、その名は「カプラ」。 小さなカマボコ板みたいな、全部同じ形状のやつがひたすらたくさん入ってる。至ってシンプルな積み木である。 一見、何の変哲もないただの木片だが、ひとつひとつのピースが精巧に作られており非常に安定して積むことができる。 材質
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