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ブックマーク / k-houmu-sensi2005.hatenablog.com (3)

  • “萎縮”しているだけでは何も始まらない。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    今週の日経法務面のメインに、「クラウドと著作権」(上)という特集が据えられている。 「インターネット上のサーバーに音楽や画像などを保存できるクラウドサービスについて、著作権法が障害になっているとの指摘が強まっている。合法的に入手したコンテンツを個人が保存する場合、法律の例外規定である私的複製に該当するのかはっきりしないためだ。法改正が必要かどうか、文部科学省の文化審議会も議論に乗り出した。」(日経済新聞2013年9月23日付け第15面) というリードで始まる瀬川奈都子記者の署名記事。 文化審議会著作権分科会の「法制・基問題小委員会」*1で8月に行われた関係団体ヒアリングの模様の紹介から文が始まり、関係者のコメント等を交えながら、現在の著作権制度の問題点を指摘する、という論調そのものは、使い古された“鉄板”路線の踏襲のようにも見えるのだが、一般紙にしてはかなり細かいところまで現在の状況

    “萎縮”しているだけでは何も始まらない。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • “自炊代行”地裁判決への大きな失望 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    最近、いろんな裁判例を眺めても、なかなかこのブログで取り上げよう、という意欲がわかず、棚上げ状態にすることが多かったのだが、久しぶりにエキサイトさせてくれるような判決が登場したので、ここは迷わず書くことにする。 昨日午後、第一報があちこちのニュースで配信され、今朝の朝刊で比較的大きめに取り上げられていた、「自炊代行」訴訟。 「顧客からの依頼でや雑誌の内容をスキャナーで読み取り、電子データ化する「自炊代行」の適否が争われた訴訟の判決で、東京地裁(大須賀滋裁判長)は30日、「著作権法で認められた私的複製には当たらない」との判断を示した。その上で、東京都内の代行業者2社による著作権(複製権)侵害を認め、複製の差し止めと計140万円の損害賠償を命じた。」(日経済新聞2013年10月1日付け朝刊・第42面) この件で、著作権者側が地裁に訴訟を提起した2年前、自分はある種の期待を込めたエントリーを

    “自炊代行”地裁判決への大きな失望 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • これぞ知財高裁!というべき判決〜「引用」理論の新たな展開 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    以前ブログでも取り上げた「鑑定証書カラーコピー事件」*1。 第一審判決が、鑑定会社(被告)による「鑑定証書添付用縮小カラーコピー」の作製を複製権侵害と認定し、著作権114条2項に基づいて6万円(+遅延損害金)の支払いを命じたことが物議を醸していたのだが、それから僅か5ヶ月ちょっとで、知財高裁があっと驚くような被告側逆転勝訴判決を出した。 これぞ知財高裁!と言いたくなるような鮮やかなこの判決を、ここでは暫し堪能することにしたい。 知財高裁平成22年10月13日(H22(ネ)第10052号)*2 控訴人:株式会社東京美術倶楽部 被控訴人:X 控訴人は、原審に引き続き、件「縮小コピー」の「複製」要件該当性を争い、控訴審では特に、著作権法47条等に言及しつつ「鑑賞性色彩がある部分が利用された場合に限り」複製権侵害となる旨主張していた。 このような主張は、「雪月花事件」等に着想を得たものと考えら

    これぞ知財高裁!というべき判決〜「引用」理論の新たな展開 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
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