ブックマーク / hizzz.hatenadiary.org (4)

  • 2009-02-14

    「ヨーロッパ」の対置語は「オリエント」なんだけど、歴史的にはオスマン帝国の影響を受けて、非オスマン帝国な自己を「ヨーロッパ」と規定してその構図をひっくり返そうとした始まりがヨーロッパ帝国文化ってハナシで、そゆ裏返しみたいなことが延々と。。。てなことで、前回id:hizzz:20090204の「裏返し」 前回書いたとおり、ドイツは加害者の「過ぎ去らない過去」を負から正のアイデンティティに変えて体制化していったように、イスラエルも又、ホロコースト被害者たる過去価値を変容させて受け止めようとした。 当初シオニズム主流派のイデオロギーは、ヨーロッパのユダヤ人が無抵抗のまま強制収容所に送られガス室入りしたことを、弱く臆病で常に受け身でしか行動しない「ゲットー・メンタリティ」と見下した。イスラエルに逃れてきた生存者は、当地生まれの若者達に臆病者・意気地無しという意味を込めて「サボン(ガス室行きにカモフ

    2009-02-14
  • 2009-02-04

    国家・国民・民族とかは、近代がこさえた『想像の共同体』ベネディクト・アンダーソンであること定説にはなってはいるがしかし、そもそもそゆ概念、空想だろーが仮装だろーが実装だろーがここ日ではいまひとつ馴染みがないお仕着せなもんでしかない。「ナショナル」はともかく、「ネーション・ステート」なる集合体概念はより実感しずらい。だから、それをどーにかするしないの議論をするにしても、憲法を始めとしてどーにも身がはいらないようで断片ばかりがバラバラと散逸していてうすぼんやりとしてしまうのは、ワタクシだけ? てなことで、国家概念の家ヨーロッパはなにをどーしてそーしようとそーなってるかを、ちょっとさらってみる。 『ヨーロッパとは何か』クシシトフ・ボミアンに依ると、12〜16世紀にかけてのヨーロッパでは3つの文化が存在してた。ラテン語の聖職者スコラ文化、各地の俗語で朗読・口承されたネイション形成途中の戦士・騎

    2009-02-04
  • 2008-12-27

    前回id:hizzz:20081210の補講 具体的な脱構築〜再構築の仕方の変遷 とにもかくにも因習的伝統的仕儀(クラッシック様式の修辞的・象徴的・装飾的性格)は、否定しつくすのが20世紀モダニズムの至上命題。したから旧仕儀と断絶することが最重要で、その以前と以後の間にできたシャープな「切断面」それこそが、最もブランニューな構成要素となった。しかし、後のバウハウスの創立者であるヴァルター・グロピウスら黎明期モダニストは、「形式からの自由」という主題はあっても、形式そのものの重要機能性を見落としており、自由の落とし込み方法論・具体策構築への関心が欠落していた。どう造るかではなく、どう見えるかに重心がおかれ「表象」が自由の形式を支えることとなる。 近代建築家三大巨匠といったら、ル・コルビュジェ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デァ・ローエ。彼らが目を付け着手したのは、彼らブルジョアジ

    2008-12-27
    kyyon
    kyyon 2008/12/29
  • 2008-10-28

    ワタクシも含めてひとは、いつも夢をみてぬくぬくしてるのが好きな慣性の動物だから、勝手知ったるとても狭い世界を認識して、その居場所の中で生きて死のうとする。そこさえいごごち良ければ、その外がどうなろうとも。。。 10月26日、渋谷での労働組合企画イベントで3名が逮捕された。 TBSニュース報道 http://jp.youtube.com/watch?v=_lDLdIRTRRA このリアリティツアーは、格差社会の頂点の様子をのぞきにいくという企画で、フリーター全般労働組合が企画したもの。 今回の第二回ツアーは、反戦と抵抗のフェスタのプレイベントとして企画されたもので、渋谷駅前に集合したのち、渋谷の駅から歩いて行ける距離にあるという、敷地だけでも62億円するという、麻生首相のお宅を見学にいこうという、なんとも「のどかな」企画です。 「これは無許可のデモなので、横断幕やプラカードはダメだ」というこ

    2008-10-28
    kyyon
    kyyon 2008/11/24
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