堺市は16日、同市北区百舌鳥西之町の居酒屋「炭火焼鳥DINING門」で食事をした19~23歳の大学生ら男女33人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち3人から食中毒菌のカンピロバクターを検出したと発表した。いずれも症状は軽く、快方に向かっているという。 市は大阪市中央区の運営会社に対し、この店舗の16日から2日間の営業停止を命じた。多くが湯引きされた鶏ユッケを食べており、加熱が足りなかった可能性が高いという。 市によると、今月6日に部活の打ち上げで店を利用した市内の大学生ら70人のうち33人が7~10日にかけて発症。市は「カンピロバクター菌は新鮮な肉に付着していることが多く、中心まで加熱しない湯引き程度では危険」としている。