北朝鮮が核実験の中止などを表明したことについて、アメリカ国務省の高官は一定の評価をしながらも、北朝鮮がまず核を放棄しなければ見返りは与えないという考えを示して、くぎを刺しました。 このなかで、高官は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止するなどと表明したことについて、「いいニュースであり、このところの北朝鮮の発言に沿っている」と述べ、評価しました。 その一方で、「われわれは、過去の失敗は繰り返さないとG7の協議の場で述べた。北朝鮮が、まずは核開発を実質的に放棄することに期待する。非核化が成されるまで最大限の圧力は続く」と述べ、核開発の凍結ではなく、核を放棄しなければ見返りは与えないという考えを強調し、北朝鮮にくぎを刺しました。 またアメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは、22日付けの電子版で、複数の政府関係