人工衛星を通じて行われているインターネット通信に、セキュリティー上の弱点があり、通信の中身が漏えいする危険性があるほか、深刻なサイバー攻撃にも利用される可能性があることがわかりました。サイバーセキュリティーの国際会議で実態を報告したイギリスの研究者が対策の必要性を訴えました。 それによりますと、北米からヨーロッパ、中国にかけての地上およそ3万キロの宇宙空間にある放送用の人工衛星18機からの電波を市販のアンテナなどで受信し、独自に開発した方法で、通信データを分析したところ、18機すべてで、暗号がかけられずに通信が行われ、機密情報が見られる状態になっていたということです。 人工衛星を介したインターネット通信は、主に、通信基地がない山間部や、海上の船、飛行機などからの通信に利用されていますが、このうち船舶では、入国の際の乗組員と港湾当局とのやり取りで、パスポートの情報が見られたほか、航空機では、
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