ばんえい競馬を主催する帯広市は17日、この日の第1レースに出走予定だったタケノセーイコー(牝3歳)の出走取り消しを発表した。その理由は「前日に出産したことが判明したため」。 前代未聞の出走取り消し理由について帯広市農政部ばんえい振興課は、「昨日(16日)、厩舎で出産していたことが分かりました。今年の5月に入厩してきた馬で、逆算すると昨年の秋に受胎していたことになります。獣医師の話では、初産だとお乳の張りも目立たず、妊娠の兆候をつかむのは難しいということでした」と説明。入厩前の牧場で、父親不明のまま受胎していたことになる。 なお、同馬は8月3日にデビュー戦を迎えていたが、第2障害を越えられず競走を中止していた。 同課によると、タケノセーイコーは出産した16日に競馬場を退厩。「受胎が判明した段階で競走馬としては扱えませんし、母子は一緒にいた方がいいという判断もありました」ということで、今後はタ