「失われた30年」の象徴として、賃金が上がらないことが、たびたび指摘されている。岸田文雄首相も、経済界に対して、「私が先頭に立って賃上げを働きかける」との意気込みを見せているが、気になるのは、トップダウンで動きを起こそうとしていることだ。 元来、賃上げは集団であれ、個人であれ、労働者側から求めるもののはずだ。しかし、労働組合は組織率が低下していることに加え、もともと労働組合が存在しない企業も多く、賃上げの声をあげようにも、そのための手段が乏しいのが現実だ。 日本の雇用のあり方について、様々な見直しを求める声はあるが、労使の関係については、「空白地帯」が広がっているとも言える。労働政策研究・研修機構の呉学殊・特任研究員は「労使が対等でないと、公正な価格形成はできない。対等ではない労使関係が『失われた30年』をもたらした。これを変えようという動きも乏しい」と警鐘を鳴らす。呉氏に聞いた。(新志有
弁護士ドットコム 民事・その他 ラーメン二郎悲痛呼びかけ、客が近隣に「違法駐車」で早々に閉店…ネットも同情「並んでた客は無念だったろうな」 「ラーメン二郎野猿街道店2」(東京都八王子市)が12月17日、近隣の動物病院の駐車場に"違法駐車"した客がいたため、この日の営業を終了したとX(旧ツイッター)に投稿した。この投稿は午後3時前のことで、店は契約駐車場への駐車を呼びかけている。 近隣の動物病院様の駐車場に 違法駐車されたお客様がおりましたため 本日はただいまをもちまして 終了致します。 楽しみに来ていただいた方のご迷惑となりますので 当店の契約駐車場以外への駐車は 絶対におやめください。 — 野猿二郎 (@Jiro_Yaenkaido2) December 17, 2023 店は2021年9月にも、駐車場をめぐる苦情が多発して、警察に注意されたことを明かし、「裏の駐車場は、二郎専用ではあり
弁護士ドットコム インターネット 江川紹子さん、コタツ記事を量産するスポーツ紙に苦言「ほとんどドロボーじゃないか」「この発言もコタツにしてみろよ」
弁護士ドットコム 犯罪・刑事事件 留置施設に「ブラトップ」差し入れ、京都府警が許可「声上げれば変わる」 5年前に乗り込んだ男性弁護士の思い引き継ぐ 京都府警の留置施設で女性被疑者に「ブラトップ」を差入れしようとしたところ、許可を得られなかったとして、女性弁護士が京都府警に改善の申し入れをした。その後、一転して認められたことがわかった。 全国の警察の留置施設では一般的にブラジャーなど「ひも状」の衣服は自傷や自死などのおそれから禁止されているとみられる。 同じ関西の大阪府警では、2018年から袖があり、カップが縫い付けられているタイプのブラトップであれば着用が認められており、ブラトップ使用による自傷や自死は確認されていない。 大阪で着用を認めさせたのは、男性の弁護士だった。警察本部で複数の警察官に囲まれながらも、頑なに「おかしい」と主張を続けたという。弁護士らは全国的に着用が認められるべきと呼
神奈川県警の留置施設で、弁護士と被疑者がやりとりするノートを警察官に閲覧されたうえ、被疑者が書き込んだ記述を「黒塗り」されたのは違法だとして、被疑者の国選弁護人だった弁護士が県を相手取り、計350万円の国家賠償を求めた訴訟。 横浜地裁(波多江真史裁判長)は3月3日、原告の主張をおおむね認めて、計25万円の支払いを命じる判決を言い渡した。 ●被疑者ノートを閲覧したうえで黒塗りを指示していた 原告は、神奈川県弁護士会の生江富広弁護士。判決などによると、生江弁護士は2021年5月中旬、自転車を盗んだ疑いで逮捕・勾留された男性の国選弁護人に選任された。 二度目の接見で、取り調べ内容や疑問点などを被疑者が記入して、弁護士とやりとりする「被疑者ノート」を差し入れた。 男性が面会に関する不当な処遇について書き込んだところ、警察官がノートを閲覧し、男性に取り調べ内容以外を書かないよう指示したうえで、記述の
演劇や映画界のハラスメント撲滅活動で知られる馬奈木厳太郎弁護士に、代理人という立場を悪用した性行為の強要をされたなどとして、依頼人だった女性が3月2日、馬奈木弁護士を相手取り、慰謝料1100万円を求めて東京地裁に提訴した。 原告は、劇団の座長をつとめる舞台俳優の知乃さん(25歳)。2017年には演出家から受けたセクハラを実名で告発し、演劇界「#Metoo」運動として注目を集めた。演劇界や映画、芸能界のハラスメント撲滅の活動をする中で、馬奈木弁護士と知り合い、自らの訴訟の代理人を依頼していた。 訴状によると、馬奈木弁護士は2019年9月ごろから2022年1月まで、観劇や裁判の打合せと称して、原告を頻繁に呼び出し、断続的に身体を触ったり、性的な言葉を伝えるなどのセクハラをおこない、性的関係まで要求していたという。 20歳も年上で、演劇界の権威でもある馬奈木弁護士に対して、原告は不愉快に思いなが
NHKのラジオ番組で、作家・山本文緒さんの著作を紹介した際に、著作権者に配慮の欠けるかたちで本文を読み上げたなどとして、NHKは12月26日までに公式サイトなどで謝罪した。 問題があったのは『高橋源一郎の飛ぶ教室』の11月18日放送回だ。番組内のコーナーで、2021年に亡くなった山本文緒さんの闘病記『無人島のふたりー120日以上生きなくちゃ日記ー』(22年10月刊・新潮社)を紹介した。 その際、〈著作権法で一般的に認められる範囲を超えて本文を読み上げてしまうなど、ご紹介の仕方に不適切な点がありました。放送前の確認が不十分でした〉として、NHKは著者の山本さんらに謝罪した。 ここでは、著作権侵害や著作権法違反とまでは言わず、あくまで〈著作権への配慮に欠けた行為〉と説明している。 山本さんの夫が運営するインスタグラムは12月26日の投稿で、ことの経緯に触れている。 〈正味は10分弱でしょうか、
立憲民主党の前衆院議員・尾辻かな子氏のツイート投稿で話題となったJR大阪駅のポスター。対戦型麻雀ゲーム『雀魂』(じゃんたま)とテレビアニメ『咲-Saki-全国編』のコラボ広告だったが、一部ネット上では「性的だ」という声があがり、ジェンダー論や憲法論にとどまらず、燃え広がった。 今回の「萌え絵」をめぐる議論について、行政事件や憲法訴訟に取り組む平裕介弁護士に聞いた。 ●広告の「表現の自由」>「見たくないものを見ない自由」 ――今回の広告は「法的」に問題があるのか? 法的に問題はありません。問題となった広告は、刑法175条のわいせつ文書にも、自治体の青少年保護育成条例のわいせつ文書にも、いわゆる児童ポルノ規制法の児童ポルノにも該当しないことは明らかです。 また、電車内の広告放送に関する判例「とらわれの聴衆」事件判決(最高裁判所第三小法廷昭和63年12月20日判決)に照らすと、広告を見たくない人
バーチャルユーチューバー(VTuber)への「殺害予告」は、CGキャラクターを演じている人間に向けたものと言えるのか。この点が争われた訴訟で、裁判所は「実在の個人を対象とするもの」という判断を示した。 ●「お前も✳✳✳✳くうかもしれないからな」伏せ字と包丁の絵文字を使ったツイート VTuberとは、2D・3DCGキャラクターを演じて、動画投稿や生配信をする配信者のことだ。 そんなVTuberの女性がツイッター上で被害を受けたとして起こした裁判で、東京地裁(黒木宏太裁判官)は12月14日、米Twitter社(イーロン・マスクCEO)に対して、ツイッターにコメントした投稿者の発信者情報開示を命じる判決を言い渡した。 原告の女性は、実名などを明かさず、あるキャラクターの姿でYouTube、ツイッターで活動している。キャラクターのアカウントのチャンネル登録者数、フォロワー数はそれぞれ100万人を超
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