新型コロナウイルスの感染爆発が止まらない中、埼玉県は十七日、新たな医療対策を発表した。容体が急変してもなかなか入院できない自宅療養者のために「酸素ステーション」を設置するほか、宿泊療養施設を臨時の病院として重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」を実施できるようにする。県は、現状のペースで感染拡大が続いた場合、今月末には一日の感染者数が三千人程度まで増えるという試算も公表した。(飯田樹与) 県内の新規感染者は十七日まで十五日間連続で千人を上回り、十六日現在で患者数は二万一千六十四人に上る。このうち入院できているのは千百六十九人で、自宅療養者が一万四千八百八十一人に上る。県は、現在の水準で今月末まで感染者が増えると、一日の新規感染者数は約三千人、全体の患者数は約四万人になるとした。 このままのペースが続けば、自宅療養中や宿泊療養施設内の患者は容体が悪化し酸素吸入が必要になっても、入院まで時間がかかる
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