モデルとして活躍しながら調香作業に没頭し、フィトテラピーやアロマテラピーを実践するNOMA(ノーマ)氏がブルーバックスWeb初登場。「植物の香り」がなぜ人を魅了するのか、エッセイで探求していきます。 日常の中で、恋する人々のような瞬時の至福感をもたらしてくれる存在は「植物の香り」くらいではなかろうか。 光合成の後に続く二次代謝物として生まれた芳香物質は、さまざまな生き物を惹き付け、地球環境をより豊かに彩る大きな役割も担ってきた。 人間にとってもその役割は大きい。長い文明の歴史の中でも、植物の香りは医学や文化、あらゆる所で活かされてきた。私たちはその存在を知るだけでも多くの学びを得ることができる。 加えて現在の私たちは、その植物の香りを自分のタイミングで取り入れることができるようになった。長い歴史を持ちながら身近な生活でも有用なこれらの香りについて、科学的な考察も入れながら綴ってみたいと思う
![古代のファラオも現代人も魅了する「植物の香り」3000年の秘密(NOMA)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cd05eb7cc88b80ee8ab2df8ebf5c9e057c64712f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2Fb%2F1200m%2Fimg_6b2db2aedff10a1debd944bf08fda857265304.jpg)