先週前半、米小売売上高は前月比+0.1%と市場予想対比上振れ。マーケットは、金利上昇・ドル買いで推移し、ドル円は141円近辺から142円台まで上昇した。注目されたFOMCは政策金利を50bp利下げ、年内利下げ見通しを計100bpとしたものの、パウエル議長からは50bp利下げは新たなペースではなく会合毎に決める等のコメントが見られたことで為替はむしろドル買いで反応。 金曜日に発表された日銀政策決定会合では、 政策金利が据置かれ、植田総裁からも政策判断に時間的に余裕があるとの発言が見られたことで、ドル円は142円近辺から144円ミドルまで上昇した。マーケットは株買い、債券売りのリスクオンとなり、為替はドル買い、円売り優勢の展開。週明けに欧州PMIが予想を大きく下振れたことでユーロが売られたことも、相対的にドルのサポートとなっている。 今週は、米重要イベントに欠ける中、先週のFOMC・BOJを通