【ソウル=小倉健太郎】北朝鮮の国防委員会は23日、国連総会第3委員会が採択した人権侵害を非難する決議を「全面拒否」するとの声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。米国のほか日韓、欧州などを対象に「未曽有の超強硬対応戦に突入する」としている。国防委員会は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記がトップを務める。韓国外務省は同日、北朝鮮の声明を「強力に糾弾する」との報道官論評を出し、挑発には断固たる対応を
朝鮮民主主義人民共和国(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく、朝: 조선민주주의인민공화국、英: Democratic People's Republic of Korea, DPRK)、通称北朝鮮(きたちょうせん、英: North Korea)[注釈 1]は、東アジアに位置する社会主義共和制国家[1]。首都は平壌市[2]。 1953年7月に朝鮮戦争休戦協定が締結されて以来、朝鮮半島は38度線を境に北側の北朝鮮と南側の大韓民国 (以下、韓国)に分断され、ドイツ再統一以後は双方が国連に加盟している国家では唯一の冷戦分断国家となった。朝鮮労働党による一党独裁体制下にあり、軍事境界線を挟み韓国と、豆満江や鴨緑江を挟んで中華人民共和国及びロシアと接している。 概要[編集] 北朝鮮の人々と金日成像(2010年8月30日、平壌万寿台で) 政治体制[編集] 朝鮮労働党を執権政党とするヘゲモニー政
(CNN) 朝鮮中央通信(KCNA)は30日、北朝鮮が隣国韓国と「戦争状態」に入ったと伝えた。 KCNAは「今後、北朝鮮と韓国に関するいかなる問題も『戦争状態』に準じて処理される」とし、さらに「戦争でも平和でもない状況は終わった」と付け加えた。 またKCNAは「(北朝鮮政府は)全面戦争や核戦争も辞さない」とし、さらに「我々はまず、米国本土、ハワイとグアム、韓国の米軍基地を攻撃・破壊する。その後(韓国大統領府は)焦土と化すだろう」と述べ、米国への直接攻撃の可能性を示唆した。 これに対し韓国は30日、今回のような北朝鮮の挑発は今に始まったことではない、との声明を発表した。 韓国政府は、韓国と北朝鮮が経済協力事業を行う北朝鮮の開城(ケソン)工業団地に30日朝、韓国から多数の職員が入り、後からさらに数百人が入るとしており、同団地では通常通り業務が行われる模様だ。 韓国統一部は声明で「今回の北朝鮮の
北朝鮮は30日午前、「南北関係は戦時状況に入った」と一方的に宣言したうえで、「いかなる挑発行為に対しても、予告なしに断固たる物理的行動を取る」と威嚇し、核兵器を搭載できる爆撃機も投入して合同軍事演習を続けるアメリカと韓国を改めてけん制しました。 これは、北朝鮮の国営メディアが30日午前、「政府などの特別声明」として伝えたものです。 この中で北朝鮮は、「南北関係は戦時状況に入った。南北間のすべての問題は戦時に準じて処理される」と一方的に宣言しました。 そのうえで、「いかなる挑発行為に対しても、予告なしに断固たる物理的行動を取る」と威嚇し、韓国だけでなく、アメリカ本土に対する攻撃も辞さない構えを重ねて示しました。 北朝鮮は、今月に入って朝鮮戦争の休戦協定を白紙にしたと宣言したほか、すでに南北間の軍の通信ラインを遮断するなどしてきました。 今回、「戦時状況」ということばを使って緊張をさらに高める
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