キジ島(キジとう、キジー島、キージ島、ロシア語: Кижи[1]、カレリア語: Kiži)は、ロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島。キジ島は、ロシア正教会の美しい木造教会建築群で知られる。1960年、島全体が木造建築の特別保存地区に指定され、ロシア全土から様々な木造建築が移築された。1990年、これらの建築群がユネスコの世界遺産に登録された。ロシアでも有数の観光地である。 キジ島へはペトロザヴォーツクから高速船で行くのが一般的である(1時間強。冬季はオネガ湖が氷結し運休)。 概要・歴史[編集] 顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)(左)、鐘楼(中央)、生神女庇護聖堂(ポクロフスカヤ教会)(右)からなる木造教会建築群 キジ島は長さ約7キロメートル、幅500メートルの細長い島である。キジ島はオネガ湖のほかの5000あまりの大小様々な島嶼(最大で35キロメートル、最小は2メートルあまり