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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (12)

  • 2018-08-10

    「貯蓄から投資へ」と言われ続けて数十年。 未だに日では「投資は怖い」と貯金だけする人が多い一方、 人生一発逆転を狙って高レバレッジをかけたり、ものすごくボラティリティ(=価格変動幅)の高い商品に投機する人もいます。 定年後に退職金を(大手証券、大手銀行や郵便局、大手保険会社みたいな、ものすごーく信頼できるっぽく見えて実はそうでもない)金融機関のバカげた商品につぎこんで失ってしまう高齢者もいれば、 働き盛りの多忙な会社員や医師などが「それ、どう考えても詐欺でしょ?」みたいな不動産投資話に騙されて自己破産の憂き目にあったりもする。 「なにもしなくても毎月○万円ずつ儲かります!」なんて営業トークを、医学部に入れる学力のある人が信じてしまう「信じられない!」世の中。 いったい、なんなん? とくに「不動産投資」を「不労所得」などと呼ぶのは、その時点で詐欺です。 不動産投資はかなりめんどくさい「事業

    2018-08-10
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    labunix 2018/08/11
  • 大企業のほうが成長できるとか完全にウソ - Chikirinの日記

    「大企業は人を育てる余裕があって研修制度も整ってるから、最初は大企業に入ったほうが成長できる」とか、未だに寝ぼけたことを言ってる人がいて驚く。 20年前の話ならわかるけど、「大企業のほうが成長できる」なんて、今や完全にウソだよね。 「大企業のほうが、周りの人が優秀だ(から成長できる)」って? それも 20年前の話、親が若かった頃の話じゃない? 「いきなり起業」や「海外就職」はもちろん、日で就職する場合でも、ベンチャーとか外資系企業とか NPOあたりで働いたほうが、最初の 3年間の成長は明らかに早いはず。 てか、倍とか以上のレベルで差が付くってことくらい、両方を知ってる人には火を見るより明らかですよ。 少なくとも「大企業に入ることができる人」が持ってる選択肢の中では、「大企業」はおそらく、最も成長スピードが遅い選択肢だと思う。 大企業ってのは「成長スピードは遅いけど、他にいいところもあるか

    大企業のほうが成長できるとか完全にウソ - Chikirinの日記
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    labunix 2013/11/13
  • 「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記

    長く働いていた外資系(アメリカ系)の会社を辞めてほぼ3年。まったく英語を使わなくなった。 「日って、今でもこんなに英語が不要な社会だったんだ」とは驚いたけど、それはそれで「まあ、いいんじゃないの」と思ってます。 だって今どき母語だけで暮らしていけるなんて、すごく恵まれた国だってことだから。 「英語が話せない人と、まともな仕事につけませんよ」みたいな小国と比べて、平和で呑気でいい感じ。 なんだけど、ここ3年、どっぷり日社会に浸ってみて感じるもうひとつ別の欠如については、「これはちょっと深刻な問題だしょう」と思えます。 それは・・・「生産性の概念の欠如」 日って「生産性」という概念があるのは、工場の中だけなんじゃないの? それ以外のところ、たとえばメディアや公的部門、さらには民間企業のホワイトカラー(管理)部門から営業まで、 「この人たち、もしかして生産性っていう概念を全く持たずに働いて

    「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記
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    labunix 2013/10/15
  • 4段階の思考スキルレベル - Chikirinの日記

    将棋ソフトに関しておもしろかったのは、先日も書いた「探索」と「局面評価」という思考プロセスです。 1)探索=とりうる選択肢を、自分の選択肢→相手の対応策(選択肢)→自分の選択肢、と深掘りしつつリストアップ 2)局面評価=上記の過程で現れる局面を、どの程度、自分に有利か(不利か)評価する 3)その上で、自分にとって最も有利な局面につながる選択肢を選ぶ 探索とは、下記のような図=探索木=ツリーのイメージです。 (『人間に勝つコンピュータ将棋の作り方』より) この探索と局面評価というステップは、ビジネスや個人生活などあらゆる意思決定の場面で使われてます。 将棋のような完全情報ゲームでないため、より複雑ですが、ビジネスでは、 ・自社が値段を下げる→他社が対抗してくる→自社はどうする?・・・であったり、 ・自社が買収を提案する→第三者が価格を釣り上げる→公正取引委員会がいちゃっもんをつける→自社はど

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    labunix 2013/06/02
  • はてな訪問 - Chikirinの日記

    はてな”に遊びに行ってきました。“はてな”というのは、私がこの「Chikirinの日記」を書くのに使っているブログサービスを運営している会社です。 下記がこのサイトのURLですが、hatena って文字が入ってますよね。この会社です。 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/ はてなは京都で創業され、今も社は京都なのですが、最近、東京でもオフィスを(再)オープンされたということで、遊びに行っていきました。南青山のこじんまりしたビルの3Fにあります。 入り口には、見慣れたマークが! はてなオフィスの内装はナチュラル&シンプル系です。そういえば先月はmixiを訪問し、先々月はGoogleランチを頂いてきたのですが、オフィスデザインにはそれぞれ個性があって興味深いですね。 このロゴの下に受付電話があったので、「あのー、ちきりんと申します。近藤社長とお約束をいただいてる

    はてな訪問 - Chikirinの日記
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    labunix 2013/01/16
  • すべてがアマゾン経由で売られる時代へ - Chikirinの日記

    先日ネット通販企業の経営者が、「配送料や手数料が高い」とつぶやいた顧客(女子高生)を、ツイッター上でいきなり罵倒した事件がありました。(下記エントリに書いた件です) → 「Twitterについて理解しておくべきこと」 そのネット通販企業は、社長がお詫びをした後、今月から配送料を完全無料化すると発表しました。購入額に関わらず配送料はゼロです。 これを機に、ネットでモノを購入することが急拡大している昨今、“配送料”の相場がこれからどうなっていくのか、もう一度考えてみました。 この件に関するキープレーヤーは、皆様ご存じの通り、アマゾンドットコムです。今、アマゾンでモノを買うと、にしろ雑貨にしろ、アマゾンの倉庫から直接発送されるものに関しては、値段に関わらず配送料は無料です。500円のモノをひとつ買っても、無料で届けてくれるのです。(追記の注:その後ルールが変わり、それより安いものは、まとめて買

    すべてがアマゾン経由で売られる時代へ - Chikirinの日記
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    labunix 2012/11/13
  • 家電業界が誇る経営軽視の歴史 - Chikirinの日記

    シャープ、パナソニック、ソニーと、今は亡き三洋電機に続き、日を代表する家電メーカーが揃って大変な状況に陥っています。今日は、彼らがここまで落ちてきた歴史について、まとめておきましょう。 1.流通に価格決定権を明け渡し、その状態を放置した 振り返れば家電各社の凋落は、20年以上前、いわゆる量販店に価格決定権を握られ、その状況を長らく放置してきたことから始まっています。 その昔、家電製品の大幅な値引き販売をするダイエーに怒ったパナソニック(当時は松下)が、ダイエーへの商品供給をストップするという事件もありました。けれど全体としては、メーカーは量販店の販売力の巨大さにひれ伏し、主力商品の価格決定権を易々と流通に明け渡してしまいました。 この時から、商品が飛ぶように売れても、そこから厚い利益を得て、次の画期的商品の開発原資とする、というサイクルが回らなくなったのです。 流通に価格決定権を握られな

    家電業界が誇る経営軽視の歴史 - Chikirinの日記
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    labunix 2012/11/03
  • Twitterについて、理解しておくべきこと - Chikirinの日記

    “顧客への感謝の気持ちを忘れたネット通販企業の経営者”が、“配送会社への感謝を忘れた顧客(しかも女子高生)”を、ツイッター上でいきなり罵倒した事件が話題になってます。 ちきりんもTwitterはすばらしいネットサービスだと思うのだけど、「怖いよね」と思うこともたびたびあります。今日は自戒も兼ねて、「これは忘れないようにしときたい」と思うことをまとめておきます。 1.すべてのツイートは、誰に読まれても不思議ではありません 下記のように思っていたら、それは間違いです。 ・@を付けていない。メンションを飛ばしていないので、人には読まれないだろう ・日語で書いているので、外人は読まないだろう ・自分のフォロアーは20人しかいないので、たくさんの人に読まれることはないだろう ・DMや鍵付きでのツイートが、意図しない人に読まれることは決してありえない 企業(の関係者)が、自社名、自社サービス名&商

    Twitterについて、理解しておくべきこと - Chikirinの日記
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    labunix 2012/10/23
  • ちきりん流 災害への備えについて - Chikirinの日記

    今日は「防災の日」なので、防災のために私がやってることをまとめておきます。 1.長い時間、滞在する場所から対策をとる 地震は「いつ起こるか、わからない」です。 これは「自分が滞在する時間が長い場所で、地震に遭う可能性が高い」ってことを意味します。 簡単にいえば、毎日4時間いる場所で地震に遭う可能性は、2時間いる場所で地震に遭う可能性の倍です。 たとえばある人が、平日に往復 1時間、通勤のために地下鉄に乗るとします。オフィスには朝 9時から午後 7時までいて、自宅には夜 9時から朝 7時までいる。土日は午前 10時から夕方 5時まで出かけ、その他の時間は家にいるとしましょう。 一週間の合計で考えると、この人が地下鉄に乗っている時間は合計 5時間、オフィスにいる時間は 50時間、家にいる時間は 84時間です。 このため、自宅で大地震に遭遇する確率は、地下鉄に乗っている時に地震に遭う確率の 17

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    labunix 2012/09/04
  • ちきりんと一緒に 『未来について考えよう!』 - Chikirinの日記

    昨日の終戦記念日に、「Social TV watching with Chikirin」と称して、NHKスペシャル『終戦 なぜ早く決められなかったのか?』を見ながらぶつぶつつぶやく、という企画を実施しました。 ありがとうございます! まとめて頂いた発言はこちらで読めます。 今回はちきりんが一方的につぶやく感じではありましたが、TVとツイッターの両方を見ながら楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。 「ハッシュタグを設定すればよかった」とか、「ネットで議論はしないってブログに書いたばかりだけど、みんな自分の意見はどんどん言えばいいと思うよ!って最初に言えばよかった」と、後から考えました。 でも、なにより「あたし自身が楽しかった!」ので、またそのうちやりたいと思います。 そして、その流れで思いついたのが「 Social book reading with Chikirinおもしろそう!

    ちきりんと一緒に 『未来について考えよう!』 - Chikirinの日記
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    labunix 2012/08/16
  • エンジニア人生のリアル - Chikirinの日記

    セブ島のビーチで読んだ『世界で勝負する仕事術』〜最先端ITに挑むエンジニアの激走記〜がおもしろかった。 著者の竹内健氏は、1967年生まれ、東大工学部から「誰もやっていないことをやりたい」と研究者を目指して修士課程に進学。 「企業への就職など考えてもいなかった」のに、東芝の企業訪問に誘われ、ちょっと行ってみたら舛岡富士雄氏の熱いトークに感激し、一転、就職することを決めます。 しかし「入社したら話が全然違った!」、理想と現実はかけ離れており、入社後は延々と誰でもできる単純作業をやらされるはめに・・。 ・・超ありがちな話ですね。 少々優秀でも、学生なんて社会人の熱い言葉にはコロッとだまされるし感動するし、志高く入社してみたらすべてが嘘ばっかりだし。今でも竹内氏と同じ思いをしている学生さんは、毎年 3000人くらい、いそうです。 その後、氏は「執念で雑用からはい上がる」と決め、「突然の研究所閉鎖

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    labunix 2012/03/24
  • 「作り込み」と「ダダ漏れ」の間 - Chikirinの日記

    既存メディアとネットメディアの大きな違いに、「作り込みレベルの差」があります。テレビ、新聞、雑誌や書籍など、既存のメディアは、ものすごい勢いで“作り込む”んです。 テレビの公開収録を観にいくと、司会者から出演者のタレント、評論家を含め、全員が「役者」だとわかります。全員が整然と「自分に割り当てられた役」を演じる。「まさにプロ!」です。 細部の細部まで書き込まれた台に沿って、表情作りや会話、ボケ&つっこみ、“白熱した(ように見える)議論”が進み、 さらに編集で「あらかじめ決められた構成」に向け、余分な部分を切り取り、見せたい順番に並び替え、強調やらなんやらと効果(エフェクト)を追加し・・。 NHKだと3日くらい密着取材して得た材料を“煮詰めに煮詰めて” 1 時間の番組にするし、討論番組でさえ 2時間の番組のために 10時間近く(しかも複数の)カメラを回してるんじゃないでしょうか。 驚くほど

    「作り込み」と「ダダ漏れ」の間 - Chikirinの日記
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    labunix 2012/02/14
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