アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの捜査機関は、偽の暗号化通信アプリを通じて麻薬取引などの組織犯罪を摘発し、あわせておよそ800人を逮捕しました。 ユーロポール=欧州刑事警察機構は8日、アメリカ、オーストラリア、スウェーデン、オランダなど15か国の捜査機関による合同捜査の結果、麻薬取引などの組織犯罪を一斉摘発したと発表しました。 過去数日間で合計700か所を家宅捜索、800人を逮捕し、コカイン8トン、覚醒剤2トン、250丁の銃や4800万ドル相当の現金や暗号資産を押収したということです。 捜査機関側は、アメリカのFBIが開発した偽の暗号化通信アプリを「安全な通信手段」として犯罪組織に浸透させておよそ2700万通のメッセージを傍受し、摘発につなげました。
アメリカ最大級とされる石油パイプラインの操業が、サイバー攻撃の影響により停止しました。 石油パイプライン最大手、コロニアルパイプラインは、サイバー攻撃を受けたため、操業を一時的に停止したと発表しました。ランサムウエアと呼ばれるコンピューターウイルスの一種による攻撃が明らかになったということです。 アメリカメディアによると、操業停止となったパイプラインは、アメリカの南部と東部をつなぎ、ガソリンやディーゼル燃料などを輸送していて、1日あたりの輸送量は、ニューヨークの大都市圏など東海岸で消費されるおよそ45%にあたるということです。 コロニアルパイプラインは、サイバー攻撃の調査を始め、混乱を最小限に抑えるために懸命に対応しているとしています。
アメリカのニューヨーク連邦地検は11月29日、制裁回避につながる暗号資産などに関する情報を北朝鮮に提供した疑いで、アメリカ人の男を逮捕したと明らかにしました。 ニューヨーク連邦地検によりますと、男はシンガポールに住むアメリカ人のバージル・グリフィス容疑者(36)で、11月28日、ロサンゼルスの国際空港で逮捕されました。 グリフィス容疑者は今年4月ごろ、渡航許可を得ずに北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問し、暗号資産に関する会議に出席。暗号資産に必要なブロックチェーンなどの技術に関し説明したほか、マネーロンダリングや制裁逃れにこうした技術を使う方法を議論したということです。 連邦地検は、グリフィス容疑者が「制裁逃れに利用されることを認識しつつも情報を提供し、北朝鮮に圧力をかけるための制裁を危険にさらした」としています。
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