トヨタ自動車グループのデンソーは13日、ドイツにある子会社がサイバー攻撃を受けたと明らかにした。世界で被害が拡大している身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」の疑いがあり、詳細を調べている。 デンソーによると、今月10日、販売や開発を行うドイツの拠点でネットワークへの不正アクセスを確認した。関連するデータの流出も判明したという。デンソーは事業活動に影響はないと説明している。既に現地当局に被害届を出した。 トヨタグループへのサイバー攻撃を巡っては、先月、トヨタの仕入れ先「小島プレス工業」(愛知県豊田市)が被害を受け、システム障害が発生。この影響で今月1日にトヨタの国内全14工場が稼働を停止した。