(CNN) 欧米の複数の当局者はCNNに対し、ウクライナに侵攻したロシアの戦略がウクライナ軍の「緩慢なせん滅」に移行しつつあるとの見方を示した。紛争が消耗戦となるにつれ、都市や民間人を目標とした爆撃に重点を置く可能性があると警鐘を鳴らしている。 ウクライナ軍はこれまでのところロシアの初期攻勢をしのいでおり、首都キエフなど主要都市の支配を維持する。ただ、兵器や人員の数では劣勢な状況が続く。 当局者らによると、ロシアは当初は軍事目標に狙いを絞っていたものの、現在はより重火力で破壊力の強い兵器を持ち込み、民間インフラを攻撃する場面が増えているという。 西側情報機関の幹部の1人はこうした戦略転換について、キエフを早期攻略する当初の計画に失敗したとのロシアのプーチン大統領の認識を反映している可能性が高いと指摘した。苦戦の要因としては、ウクライナが予想より強固に抗戦していることや、兵たんや補給面のミス