木造2階建ての2階部分を焼き、住人女性(48)と長男(21)が煙を吸うなどして搬送された。 2人とも軽症とみられる。 府警羽曳野署によると、2階の自室にいた長男が、「自分で作ったパソコンから火が出た」と家族に避難を呼びかけたといい、詳しい原因を調べている。
![21歳「自作のパソコンから火」…母子2人搬送 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/67cbd954baaaaa40af089ede0bdff41330460e26/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fimages%2Fyol_og-image.png)
懸命に生きる江戸時代の人々の姿から浮かび上がる人間の矜持(きょうじ)、理想などを描き、いまなお多くの読者を持つ山本周五郎(1903~67年)。 今年の生誕110年に合わせ、「山本周五郎長篇(ちょうへん)小説全集」(新潮社)の刊行が始まった。同社が周五郎全集を出すのは3度目だが、今回は、作中の言葉を説明する「脚注」を多数付けると同時に、ソフトカバーにして通常の単行本と同程度に価格を抑えた。言うなれば、本棚を飾る豪華本ではない「いま読む本」。1年8か月をかけ、全26巻を刊行する。 第1弾『樅(もみ)ノ木は残った』(上下巻)を手に取れば、各ページの下部に付いた脚注の多さに驚かずにはいられない。登場人物の紹介から時代小説ならではの言葉の説明まで、その数なんと3300。 たとえば「右手」には「武士は他家を訪れる際、作法として刀を右手に持ち、右側に置いて座った」と脚注が付き、「左手に持ちかえながら」と
エスカレーターの片側を歩く人も多く、鉄道各社の対応にも温度差が見られる(今月1日、JR新宿駅で)=本間光太郎撮影 立っている人のすぐ脇を急ぎ足で駆け上がる――。 エスカレーターでよく見る光景だが、JR東日本では今夏から、駅のエスカレーターでは歩かないよう求める異例の呼びかけを始めた。利用客がぶつかって転ぶなどの事故が後を絶たないためだ。鉄道各社も注目しているが、通勤ラッシュ時は急ぐ人のために「片側を空ける」という暗黙のルールがすっかり定着しており、「歩行禁止」を広めるのは容易ではなさそうだ。 ◆ステッカーで啓発 JR東日本では、利用客がエスカレーター上でけがをする事故は年間約250件に上っている。今年5月には、東京都内の駅で松葉づえを持った中年男性が、横をすり抜けた利用客にぶつかられて転倒、頭などを打撲した。昨年9月には、都内の別の駅で高齢男性が急ぎ足で駆け降りていたところ、転んでエスカレ
生涯に1000作以上の掌編小説を創作し、ショートショートの神様と言われるSF作家・星新一(1926~97年)の書籍未収録作が50編以上発掘された。 57年の商業誌デビュー前後に同人誌に載った幻の作品や、企業のPR誌、学習誌などに掲載されたまま埋もれていた作品だ。 作品は2年前、次女のマリナさんが、作家でショートショート研究家の高井信さんに星作品の初出リスト作りを依頼、その作業の中で見つかった。新潮文庫から「つぎはぎプラネット」の題で8月末に出版される。 収録されるのは57年から77年初出の58編。一部、単行本版との違いから別作品と判断したものなども含む。「ミラー・ボール」(58年)など、ハイレベルな作品も多いという。高井さんは、「これだけ多くの未収録作が残っていたのは驚き。発表後、別作品に書き直したり、気に入らなかったりして本に入れなかったのでは」と話している。
パチンコ店の出店を予定したビルの隣に国分寺市が図書館の分館を設置したため、風営法などで出店が禁じられて損失を受けたとして、静岡県のパチンコ店経営会社などが同市に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は19日、同市側に約3億3400万円の賠償を命じる判決を言い渡した。 志田原信三裁判長は「出店を阻止するための違法な図書館設置で、原告の営業上の権利を侵害した」と指摘した。 判決によると、同社はJR国分寺駅前のビルにパチンコ店を出すことを計画していたが、駅前の再開発を計画した同市などが反対。同市議会が2006年、ビル隣接地に市立図書館の分館を設置するとの市条例の改正案を可決した。風営法などは図書館から50メートル未満でのパチンコ店の営業を禁じており、同社側は出店を断念した。 訴訟で同市側は「図書館設置は市民の要望に応えたもので、パチンコ店の出店阻止の意図はない」と主張したが、判決は「議会で出店阻止が議
明和町立図書館で25日、電子書籍が読める「電子図書館サービス」が始まった。県立図書館によると、県内公立図書館では初めて。館内貸し出しのタブレット型端末や持参した端末、スマートフォンから文学作品や漫画を閲覧可能で、町立図書館前の芝生広場で青空の下、飲み物や会話を楽しみながらの読書もできる。同館は「来館のきっかけになり、読書を好きな人が増えてほしい」と期待している。 読めるのは、太宰治など著作権が切れた文学作品200冊、手塚治虫のマンガ400巻など。1コマずつ画面に現れてセリフが音声で流れるアニメのような「モーションマンガ」も50作品ある。電子書籍は限られた広さでも蔵書を増やせる利点があり、今後も作品を追加したいという。 同館のサービスは、町内に新工場を建設中の印刷大手「凸版印刷」(東京)が開発した。インターネットの普及などで紙印刷の市場が縮小傾向の中、電子書籍に力を入れたい同社側と、読書離れ
出版不況の中でもミリオンセラーが出るなど、比較的堅調な売れ行きの文庫で、新たなレーベルを作ったり、従来とは違った趣向の作品を既存文庫に取り込んだりして、読者の幅を広げようという試みが始まっている。 この版元がこんな文庫を作るのか――。意外にも思えるレーベルが10日、誕生する。文芸春秋が創業90周年記念として創刊する「文春ジブリ文庫」。スタジオジブリの長編アニメ映画1作ごとに作品の解説本『ジブリの教科書』と、全セリフ全シーンをコマ割りのマンガのように楽しめる『シネマ・コミック』を刊行する。「読者の年齢が高めの文春文庫に、若い読者を呼び込むきっかけにもしたい」(羽鳥好之文庫局長)という。 同社は芥川賞、直木賞を実質的に運営しながら多くの文芸書を刊行し、政治から社会事象まで取り上げる総合誌「文芸春秋」も出すなど「硬派」の印象が強い。ジブリ作品とはなじまないようにも思えるが、第1弾『ジブリの教科書
大阪府阪南市の酒造会社「浪花酒造」が、製造・販売する日本酒に実際とは異なる銘柄のラベルを貼って販売していたことがわかった。 安い酒に「大吟醸」などの高級品のラベルを貼っていたほか、「高い酒に安い酒のラベルを貼ることもあった。品切れになった時、商品を確保するため場当たり的にやった」と同酒造は説明。1月以前に製造した商品の自主回収を始める。 同酒造によると、不正表示は大阪国税局の調査で発覚した。自主回収の対象は大吟醸、吟醸酒、純米酒など6種類。在庫がない銘柄の注文があった際、瓶に別の銘柄のラベルを貼って出荷しており、5年前から繰り返していた。こうした不正表示は年間1000本に上っていたという。 また新酒を造る際には、味の調節のため同じ銘柄の古い酒を少し混ぜていたが、足りない時は別の銘柄を混ぜていたという。同酒造は江戸中期の1716年創業。年間20万本を生産し、自主回収対象の6種類はうち3割を占
短編の冊子を長編につけ、賞を逃した作品も「隠し玉」に……文芸出版社がユニークな文庫の売り方を試みている。単行本不振が続く中、小説の出版にどんな変化が起こっているのか。 通常の文庫が既にあるのに、「限定版」と銘打つ真梨(まり)幸子『殺人鬼フジコの衝動 限定版』(徳間文庫)が刊行されたのは、昨年3月のこと。 悲惨な少女時代を送った女性が、邪魔者を次々手にかけていく『~フジコ~』は、2011年5月の文庫化後、衝撃のラストシーンが評判を呼び、「いやミス(人間の本質を突く嫌なミステリー)」ブームも後押ししてヒット。発行部数33万部に達し売れ行きが落ち着いたころ、徳間書店は、続編につながる書き下ろし短編を本編とセットにして出版した。 一般の小説では異例の試みだったが、約50万部に売り伸ばす結果に。販売企画部の嘉本(かもと)冨士夫さんは、「情報過多の社会になって、一つの作品が売れた作家さんも、必ずしも次
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